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けさ(20日)の九州は冷え込みが強まり、山沿いで氷点下の最低気温となった所がありました。あす(21日)の朝にかけて冷え込みの底となり、師走並みの最低気温となる所があるでしょう。農作物は早霜に注意が必要です。

山沿いで氷点下の冷え込み

けさ(20日)の最低気温は、九州で最も低い所で熊本県阿蘇市乙姫マイナス1.3度。そのほか熊本県あさぎり町でマイナス1.2度と今季一番の冷え込み、宮崎県五ヶ瀬町鞍岡マイナス0.7度、大分県竹田市0.5度、福岡県八女市黒木町2.4度でした。平年より3度前後低く、12月上旬から中旬並みの冷え込みとなった所が多くなりました。けさにかけて、この時季としては強い寒気が流れ込んだところに、内陸部を中心に晴れて放射冷却現象が強まったためです。

あす朝も冷え込む 農作物は早霜注意

あす(21日)にかけて九州は冬型の気圧配置が緩み、高気圧が大陸から日本海へ移動するでしょう。きょう日中は九州北部沿岸部の雲も少なくなり、晴れる見込みです。
ただ、今夜からあす朝にかけては放射冷却現象が強まるため、再び冷え込み、けさよりさらに気温が下がる所もあるでしょう。あす朝の予想最低気温は福岡市7度、熊本市5度、鹿児島市9度、山沿いや内陸部は0度前後まで下がる所がある見込みです。霜がおりる恐れがあるため、農作物の管理にご注意ください。

九州 あす21日朝にかけて師走並みの冷え込み