2005年レアル戦で見せた2本のドリブルシュートリーガ公式が回顧

 2000年代から現在まで続くバルセロナ黄金期の礎を築いた1人と言えば、元ブラジル代表FWロナウジーニョだろう。2003年に“ブラウ・グラナ”(青とエンジ)のユニフォームに袖を通すと、数々の伝説的なプレーを披露してきたが、その一つとして有名なのが2005-06シーズンの宿敵レアル・マドリードとの「エル・クラシコ」で見せた“神ドリブル”だ。リーガ・エスパニョーラ公式インスタグラムが19日、その一戦から14年が経ったことを伝えて動画を公開すると、ファンから感嘆の声が上がっている。

 05-06シーズンバルサは、ロナウジーニョ、FWリオネル・メッシ、FWサミュエル・エトーの強力3トップにMFシャビ・エルナンデスらのゲームメーク力が絡む攻撃を前面に押し出し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とリーガの2冠を達成。新時代の幕開けを告げる印象的なシーズンになったが、そのなかで現在も語り継がれる一戦が05年11月19日、敵地サンチャゴ・ベルナベウで行われたレアル戦だ。

 この試合、絶好調のロナウジーニョに対してレアル守備陣は全く歯が立たなかった。まずは1-0で迎えた後半14分、バルサは自陣ゴール前でのクリアからカウンターを発動。左サイドに張っていたロナウジーニョセンターライン付近でボールが渡ると、“天才”アタッカーは高速ドリブルを開始する。細かいステップを踏みながら当時19歳だったレアルDFセルヒオ・ラモスのスライディンタックルをひらりとかわすとさらに前進。ペナルティーエリア内に持ち込み、DFイバン・エルゲラを一発のフェイントであっさりと置き去りにすると、絶対的守護神だったGKイケル・カシージャスの重心の逆を突き、ニアサイドを打ち抜いた。

 ロナウジーニョショーはまだ終わらない。同32分、今度は敵陣の左サイドフリーボールを受けてドリブルを開始。再びラモスと対峙すると、軽やかなボディフェイント一発で“無力化”して縦へと突破すると、スピードを落とさぬまま最後は右足のコントロールシュートで再びカシージャスの牙城を破ってみせる。ロナウジーニョが披露した超絶パフォーマンスによって、バルサが3-0と快勝。敵地サンチャゴ・ベルナベウに詰めかけたレアルサポーターも、硬い表情のままブラジル人アタッカーに称賛の拍手を送っていた。

 この動画がリーガ公式インスタグラムで公開されると、コメント欄には「忘れられない」「輝かしい」「絶対的な神」「天才」「ロナウジーニョの伝説的な夜」「踊る魔法使い」「なんて美しい」といった称賛の声が殺到。また「レアルファンから称賛される唯一のバルサ選手」といった言葉も綴られていた。

 14年の歳月が経っても色褪せることのない“神ドリブル”。全盛期ロナウジーニョが見せた無双ぶりを再確認できる映像となっている。(Football ZONE web編集部)

セルヒオ・ラモスをかわすバルセロナ時代のロナウジーニョ【写真:Getty Images】