ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWダビド・ビジャがトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインを称賛している。イギリス『FourFourTwo』がスペイン代表最多得点者の『PA news agency』のインタビューコメントを伝えている。
これまでトッテナムでプレミアリーグ2度の得点王、イングランド代表でもロシア・ワールドカップ(W杯)の得点王に輝くなど、世界屈指の点取り屋としての評価を確立するケイン。
今季ここまではクラブが低迷している中、公式戦15試合で10得点を記録。また、イングランド代表として臨んだ直近のユーロ2020予選の2試合でも4得点をマークし、代表通算45試合出場で32得点と好調を維持している。
そのケインに関して、スペイン代表として歴代最多の59得点を誇り、全盛期には世界屈指の万能型ストライカーと評されたビジャは、バイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキや、古巣バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロらを抑えて、ケインこそ世界最高のストライカーであるとの持論を展開している。
「彼(ケイン)は現在のサッカー界でにおいて最高のストライカー、あるいは9番(センターフォワード)だよ」
「彼のほぼすべての面で素晴らしいプレーを見せている。ユーロ2020でゴールデンブーツ(得点王)を獲得する候補の一人だね」
また、ケインに関しては過去にマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリー、バイエルンへのステップアップの噂もあり、今季のトッテナムの不振を受けて、同クラブからの移籍を薦める声も上がっている。しかし、これまでスペイン国内の強豪を中心に幾つかのクラブを渡り歩いた37歳のベテランストライカーは、必ずしも移籍を考慮する必要はないと主張している。
「自分のモチベーションを上げるために別のクラブに移籍する必要はないよ。ハリーは常にトッテナムのためにプレーしてきたんだ」
「もちろん、彼ら(トッテナム)が今シーズン、うまくいっていないことは知っている。ただ、彼の心の内はわからないし、将来がどうなるかもね。仮に、彼が移籍したとしてもどこでも良い選手になれるはずさ。彼には他のリーグでも活躍できる才能があるからね」
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