「関内デビル」(毎週月~金曜夜11:30-0:00、tvkほか)では、大場英治(菊谷宏樹ディレクター)がプロデューサーとなり、バーチャルバンド発足に向けたオーディションを開催する。
同番組は、喫茶店を舞台にオーナー・大場、アルバイト店員・DISH//(シフト制)、常連客・加村真美が、MCとしてゲストとトークを展開。
このたび、新たな試みとして芸能プロダクション「TWIN PLANET」と組み、バーチャルバンド「華麗なる大場一族」の発足を発表した。
「ザテレビジョン」では大場プロデューサーを独占直撃。オーディション開催のきっかけや詳細、今後の構想など、壮大なプロジェクトについて熱く語ってもらった。
■ バーチャルバンド「華麗なる大場一族」結成へ
――まず、オーディションの詳細を教えてください。
番組が丸3年を迎えようとしていて、創成期が終わり、来期から黎明期に入るようなイメージを持っているのですが、「関内デビル」という設定が新たな物を生み出す一つとして、バーチャルバンドをオーディション形式で結成することになりました。
「大場家系図」という家系図があった設定の下、いろいろな親族がいて、その中から「関内デビル」の喫茶店が出来上がるための資本金を出してもらっていたという感じで。
まあ、要するにバーチャルバンドを結成して、TWIN PLANETさんに所属して、来期メジャーデビューを目指して羽ばたいていってもらう。そして、「関内デビル」の準レギュラーみたいな形で動いていきたいなという試みです。
――「大場家系図」に載っている一族でメンバーを集め、バンドを始めるんですね。
そもそも「大場英治」は英語で言うとオーバーエイジ(overage)なので、そのことから派生して「大場(オーバー)ホール」とか「大場ヤシモトコ」「大場ヤシカントク」「大場(オーバー)スロー」「大場(オーバー)ラン」「大場(オバ)タリアン」「大場(オーバー)ラップ」「大場(オーバー)サイズ」「ヨサン大場(オーバー)」「ミスチルノ大場(オーバー)」とか、いろいろいるわけですよ。
一番のご先祖は実在していた人物なんですけど、(大場)土佐三左衛門という戦国武将で。石田三成に仕えたり有能な方だったそうなんですね。
我々は、その末裔というか。「大場(オーバー)ザレインボウ」が俺のおじいちゃんにあたる人で、それより上の世代の方々はお亡くなりになっているので、レインボウじいさんから派生した一族なんですけど、特にレインボウの下にいるカントクとかは結構な資産を持っていらっしゃって。
その方々にお願いして、「関内デビル」開店にあたって資金を調達してもらったりして、という感じですかね。
バンドということで言うと、俺が若いころは「バンドやっていればモテる!」みたいな感じだったんですよ。だから、今さら俺がバンドとか組むのも何だなと思いつつ、「だったら若い衆を集めて!」というか。
一族で「華麗なる大場一族」という名前のバンドを組もうとしていまして、そういう設定になり切ってもらって、大場英治の甥っ子や姪っ子がボーカルになるかもしれないし、いとこがギターになるかもしれない。そういう一族でバンドを結成するイメージです。バーチャルなので、顔は出さずに。
審査の途中、SHOWROOMでのオーディションを行おうかなと思っています。書類、実技があって、SHOWROOMがあって、最終審査という流れでやっていきます。
■ 「華麗なる大場一族」の家族たちを紹介
レインボウじいさんの末裔だけでも結構な人数がいて、日本だけじゃなくトルコでケシの栽培をしてる人もいたり。たぶん儲けているんですよ。まあ、顔を知らない人もいっぱいいるんですけど、家系図を出してみたらこれだけいて、たぶん一番金を持っているのは、この「大場(オーバ)メヤン」ですね。
サッカー選手で、アーセナル(イングランド・プレミアリーグ)にいて、バリバリ稼いでいるので。おそらく、彼がいろいろ出してくれるんじゃないかっていう感じです。
他に金を持っていそうなのは、ヤシカントクか…ヤシモトコはあんまり持っていないと思うんです(笑)。クミココメットさんもあんまり持ってない…昔は稼いでたんでしょうけど。
言ってしまえば、親戚でバンド的なモノを結成できたらいいなと。なかなか顔を合わせる機会もないんで、一族の遠いところ、従兄弟じゃなくてはとことか。
「スターティング大場(オーバー)」は…俺のお父さんに愛人がいて、その娘がラブイズ大場(オーバー)なんです。おそらく外国の方だと思うんですけど、ここだけ名字と名前がひっくり返っているんですよ。
久々に一族で会って、バンドをやって改めて絆を深めたいっていうことですよね。それを顔を出さずに。VTuverとかが若い子たちに刺さっているので。もしくは、キッス的なことでも。あと、面を着けたり。
――アバターというか、ビジュアルはまだ固まっていない感じですか?
今、まさに動いているところで、学生さんとかにご協力いただいて進めています。
――これが家紋なんですね。
番組で、「大葉とシソが一緒なのか?」で揉めまして、それもあって、大葉を模した一族の傍系というか、大葉とシソは同じという人、大場ノレシピ、大場ノテンプラさんもいるので、大葉に何らか関係あったんでしょうね。元々、今の大場というのも大庭だったらしいんですよ。鎌倉時代くらいに。
それが今、大場になって、さらに葉っぱみたいな物も、大場というのもどこかで何かあったんでしょうね。詳しくは、NHKの「ファミリーヒストリー」(毎月1回月曜夜7:30-8:45、NHK総合)とかで調べてもらうのが一番良いと思うんですけど…。
■ プロデュースへの思い
――今回、大場さんはプロデューサーをやられるんですね?
プロデューサーというのが今一つ、何をしていいのか分かってなくて。最初は普通に(メンバーとして)参加しようと思っていたんですよ。でも、それだとTWIN PLANETに所属しなきゃいけなくて。そうすると、いろいろと副業というか…。
――(tvkの)会社員としてあまりよろしくないことですね。
たぶん、イベントとかではじけちゃって全国ツアーとかになったら、それに俺も行かなきゃいけないことになるので、一応プロデューサーということで。曲などを作ったりするんですかね?
――あと、方向性とか大局的な部分でしょうか。
方向性! あぁ、なるほどね。まさか、そういうのをやることになるとは…。
――展望とかはありますか?
ゴリゴリのパンクバンドとかやりたいですね。音とかペラッペラなんですけど、「パンキッシュな音なのに、歌詞が萌え!」みたいな。「お兄ちゃ~ん」みたいなやつ(笑)。
――それ、いいですね! どんなメンバーをそろえたいですか?
俺としては、やっぱり「大場ンヤキ」「大場(オーバー)ソウル」「大場ケ」「大場クチ」みたいな若いやつ。たぶん、小学生くらいだと思うんですけど、そういう子たちがいいですかね。
「大場ケ」「大場クチ」は甥っ子で、「ラブイズ大場(オーバー)」は腹違いの兄弟で一回だけ会ったことがありますね。南米だったかカリブ海だったか、あっちの方でやっているらしいんですけど、この子供の3兄弟は相当やり手らしいんで、この3兄弟は来てほしいな。
会ったことはないですが、ハーフだから(きっと)顔面とかも格好良いんでしょうね。特に、「スターティング大場(オーバー)」に来てほしい。会うのも初めてですけど、こういう人たちがバンドを組んでくれるといいですね。
あと、「大場(オーバ)メヤン」は見た目も世界に知られているので、彼が来てくれれば良い感じの広告塔になっていただけるんですけど(笑)。
――求めるスキルやキャラクターってありますか?
俺たちの頃って、バンドはうまければうまいほど誉れ高かったんですけど、今どきはそんなこともないらしくて、ギターとかも普通にチューニングができればっていう感じで。うまいとか下手とかじゃない気がするんですよね。
まあ、わざわざ世界から人を集めてバンドをやるというのも、よく分からないですよね。とにかく、気の利いたことをやりたいな。
――バンド形式にとらわれないという可能性も?
そうですね。血がつながっているので、兄弟もそうですけど、叔父や叔母も、どこかみんな最終的に笑いを取りたいという人たちばっかりなんで。おそらく、その子供たちもそんな感じだと思うし。
コミックバンドとは言わないですけど、ニヤリとできるような曲などがいいですね。あと、“一族の絆”みたいな。そういうのが良いですね!
――曲中に笑いの要素を入れてみたり。
顔とか出さないっていうことなので、本当はGReeeeNみたいなのを目指したいんですけど、ああいう気の利いた感じの曲は、おそらく俺の中にないですから。やっぱりパンクかな! メタルはテクニックがないとできないんで、やっぱパンクですかね!!
■ 菊谷Dの楽曲が、また聞ける!
――大場さん自身、昔からパンクはお好きだったんですか?
そうですね。やっぱり、当時はみんな、アメリカン・ハードロックとかに憧れるわけですよ。ヴァン・ヘイレンとかボン・ジョヴィとか。でも、あの人たちはうまいんですよね。
それで「できないな!」とみんな思って、(セックス・)ピストルズとか(ザ・)クラッシュとか、そういうもっとわけが分からない感じのから始まって。ラモーンズとか、本当に簡単なんでね。ああいうのがいいですね。ああいうのだったらパッと、取り合えずできると思うので。
パンク…でも、パンクってやっているうちに飽きるんですよ。自分で言うのも何ですけど。やっぱり、GReeeeNですね! GReeeeNになりたい!! その前に、全員歯医者にする予定なので。GReeeeNは歯医者だからという部分もあると思うので、一回歯医者になってもらって。まずは、国家試験からですかね。
――結構、道のりは長いですね。
そうですね。時間は掛かるかもしれないですけど、みんなそれなりに(現職の)弁護士とかもいるらしいので。会ったことはないですけど。
――頭脳的な部分では問題ないと。
そうですね。
――また大場さん作詞・作曲の曲が聞けるのが楽しみです!
はい! 人に歌ってもらうというのが不思議な気持ちですよね。全然いいんですけど。
――今までは番組でご自身で歌われていたので、人に歌ってもらうという部分で何か違和感みたいなものはありますか?
イントロで「タンタンタンタン」で「明日~」みたいな…そこまでにしておきましょうか(笑)。でも、あれ良い曲だったな。(ザテレビジョン)
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