食べたいものを、好きなだけ食べられるブッフェ。勢いに任せて取ったら、残念な盛り付けに・・・なんてことはありませんか? フランスでブッフェに足を運ぶたびに驚くのが、当地の人たちのブッフェの楽しみ方です。日本とはちょっと違う・・・? 気になる方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。

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ゴチャゴチャ盛り付けない

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まず、フランス料理の食べ方を思い浮かべてみてください。前菜、メイン料理というように、1品ずつ食べ進めていきますよね。

この食べ方は、ブッフェでも崩すことなく貫かれています。ブッフェでもまずは前菜のサラダやシャルキュトリ(ハムなどの加工肉)を食べてから、メインの肉や魚料理、ピザなど。最後はデザートで、ブッフェには含まれていなくとも、食後にコーヒーを飲む人が多い印象。前菜もメイン料理もデザートも・・・というように、全て同じ皿に盛り付けている人を見たことがありません。

ちなみにアジア系のブッフェでも、前菜は飲茶、メイン料理は煮込み料理や炒めものとチャーハンといった感じで食べ進めます。チャーハンと餃子は一緒に食べた方がよい気がするけれど・・・。

ブッフェでもお酒を注文

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フランスではアペリティフと呼ばれる食前酒とおつまみを楽しむ習慣がありますが、ブッフェでもアペリティフをしている人たちが目立ちます。

ブッフェに足を運ぶたびに観察していると、食前酒を注文しなくても、食中に楽しむワインをオーダーしている人は多いです。「そんなにゆっくりしているのなら、普通のレストランではなく、なぜブッフェに?」と思うほど!

「ブッフェといえば、アジア料理」のナゾ
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シャルキュトリやステーキなどに力を入れている、フレンチ系のブッフェももちろんあります。ですが、当地でブッフェというと、なぜかアジア料理を思い浮かべる人が多い模様。

筆者の暮らすフランス南西部の近場で調べてみても、フランス料理のブッフェよりも、ベトナム風中華(※歴史的な背景により、フランスで暮らすベトナム人が多い)のアジア系ブッフェが多いです。

アジア料理のブッフェに欠かせないアイテム
さて、ベトナム風中華のブッフェ店が多いとお伝えしました。どのブッフェ店でも見かけるのが、生春巻きや飲茶にアジア風の揚げ物。これは、なんとなく想像がつくかと思います。

では、そんなアジア系ブッフェに欠かせないアイテムといえば? 答えはなんと、SUSHI! しかしながら、寿司とは呼ばず、あえてSUSHIと書きました。


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ネタはほぼ100%サーモンですし、カニカマの握り寿司などもあるのですから・・・。カニカマお寿司は、何度見ても衝撃的。

ちょっと意外に思われるかもしれませんが、SUSHIはフランス人の好きな食べ物ベスト10にランクインするほど、人気の高い食べ物です。お寿司のほかに、現代のフランス人が好む料理とは? 

気になる方は「和食もランクイン!フランス人が好きな食べ物ランキング ベスト10」もあわせてどうぞ!

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フランスのアジア料理ブッフェ店にて