現在公開中の間宮祥太朗桜井日奈子のW主演映画『殺さない彼と死なない彼女』より、感動の“名”場面写真が到着した。

本作は、SNS漫画家・世紀末の処女作を実写映画化したもの。11月15日に公開されて以降、絶賛&号泣の声がSNSで驚異的な広がりを見せ、リピーターが続出。映画レビューサイトでも軒並み高評価を獲得し、感動の一大ムーブメントを引き起こしている。観た後には誰もが作品について語り合いたくなる高い感染力を持った稀有な作品として高い注目を集めている。

今回解禁された場面写真は、映画をすでに観た人は思わず涙せずにはいられない、心温まる名シーンのカットだ。まずは、小坂(間宮)と鹿野(桜井)のカット。高校の屋上で、うとうとと寝てしまった鹿野を小坂がスマホで写真を撮り、「ブサイクな寝顔…」と言葉を放つと、そっと鹿野の頬にキスをする、というキュンとするシーン。台本には「キスをする」としか書かれておらず、「小坂みたいに普段ズケズケ行く人が、あそこで口にいかないのが、プラトニックな感じでいいのかな」と、間宮は小林啓一監督と話し合って、頬に決めたと明かした。そのあと「今起きたら殺す」といつも通り「殺す」という口癖で締め、そのギャップにやられる人続出のシーンとなっている。

次は、地味子(恒松祐里)ときゃぴ子(堀田真由)のカット。恋人と別れてメソメソしているきゃぴ子を、地味子が『天空の城ラピュタ』のモノマネをして「40秒で支度しな」とクレープ屋に誘うシーンだ。恒松は「動画を調べて、元ネタのドーラというキャラクターの動きをマネして、髪を一瞬、三つ編みのように両手で上げました。そういう小ネタを挟みながらも、基本的には地味子は受けるお芝居だったので、今まで攻める役が多かった私は、受けのお芝居は新鮮でした」とコメント。自分の可愛さを自覚し、周囲からの愛を求め続けるきゃぴ子と、真逆の性格の親友・きゃぴ子を厳しくも温かく見守る男前な少女・地味子の関係にグッとくるシーンとなっている。

最後は、好きな八千代(ゆうたろう)に何度フラれても日課のように告白し続ける撫子(箭内夢菜)と、恋愛に無関心な八千代のカット。八千代の凍っていたかのような心が一気に解け始め、撫子と心を通わせるシーンだ。夕日に照らされ田んぼの中で撮影されたこのシーンは、他のキャストたちからも、本作の好きなシーンとして挙げられている。


映画『殺さない彼と死なない彼女』
全国公開中



【STORY】
何にも興味が持てず、退屈な高校生活を送っていた少年・小坂れい(間宮祥太朗)は、リストカット常習者で“死にたがり”の少女・鹿野なな(桜井日奈子)に出会う。それまで周囲から孤立していた二人は、<ハチの埋葬>をきっかけ同じ時間をともに過ごすようになる。不器用なやりとりを繰り返しながらも、自分を受け入れ、そばに寄り添ってくれるあたたかな存在――そんな相手との出会いは、互いの心の傷を癒し、二人は前を向いて歩み出していくのだが……。

監督・脚本:小林啓一
原作:世紀末『殺さない彼と死なない彼女』(KADOKAWA刊)
音楽:奥 華子
主題歌:「はなびら」奥 華子(PONY CANYON
製作:「殺さない彼と死なない彼女」製作委員会
制作プロダクション:マイケルギオン
配給KADOKAWAポニーキャニオン

出演:間宮祥太朗 桜井日奈子/恒松祐里 堀田真由 箭内夢菜 ゆうたろう/金子大地 中尾暢樹/佐藤玲 佐津川愛美/森口瑤子

(c)2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会

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掲載:M-ON! Press