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 ウクライナ、ハリコフの街では猫が同乗してくれる猫タクシーがあるという。この個人タクシーの運転手はオレクサンドル・ジグリャさん、そのタクシーに乗っているのが愛猫のティー(2歳)だ。

 一般的に車嫌いな猫が多いが、ティーの場合は車が大好きでジグリャさんが運転中は車内でくつろいでいるという。

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Cat Taxi

タクシーに必要なのは猫

 
 もともとは車の修理サービス業を営んでいたジャグリさんは、タクシー運転手になろうと決めていた。魅力的なタクシーにするには顧客がリラックスし、温かい気持ちになってもらうことだ。それには、猫とお茶と毛布が足りないことに気が付いたという。

 そこでタクシーに猫を乗せることを思い立った。といってもどんな猫でも良いわけではない。車が好きで、人が好きな猫でなければならない。

 そこからジャグリさんの猫探しが始まった。


茶トラ柄の子猫との出会い


 彼が2年以上前に出会った茶トラ柄の子猫は適任だった。この子猫は車の修理をしていたときに出会った野良猫だった。とても人懐っこくジャグリさんの脚にすり寄ってきたという。

 子猫を肩に乗せてみるとがっちりとジャグリさんの肩をつかんだ。肩に乗せたまま歩いてみると、子猫はうまくバランスをとり肩から落ちることはなかったという。

 子猫に心を奪われたジャグリさんはそのまま飼い主となると同時に、タクシーに同乗させることを決めた。

 子猫はティーと名付けられた。ティー(お茶)という名前で毛皮(毛布)を持つ猫は顧客を快適にするすべての条件を兼ね備えている。

 ジャグリさんの予感は的中した。ティーは車を全く恐れないどころか車に乗るのが好きだったようだ。車内でもおとなしくしており、知らない人が乗ってきてもフレンドリーに接するという。


顧客には猫がいることをアナウンス


 訓練期間を経て、ティーはついにタクシーの乗務員となった。

 ジャグリさんは顧客を乗せる前、あらかじめ猫がいることを告げるという。それでもOKというお客さんのみを乗せる。

 念のため、ネコアレルギーの人が乗ってきた場合には、アレルギーの症状を抑える抗ヒスタミン剤を提供するという。

 猫タクシーは地元で人気となり、今では猫好きな顧客から毎日20件ほどの予約をもらうという。


 国によってはシートベルトやケージなしでペットを車に乗せることは禁じられているし、万が一のことを考えると猫ちゃんの安全が気がかりなのだが、どうか無事故でティーにとっても心地よい日々が続きますように。 全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52284862.html
 

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