寄生虫が目に棲みつくなど考えただけでもゾッとするような話だが、このほどインドで70歳の男性の右目から生きたままの寄生虫が摘出された。寄生虫は7センチもあり、男性の白目の中で活発に蠢いていたという。『The Sun』『Newsflare』などが伝えている。

今月12日、印グジャラート州に住むジャシュ・パテルさん(Jashu Patel、70)の右目から約7センチの寄生虫が摘出された。ジャシュさんは右目の酷い痛みや痒みが2か月ほど続いたため、複数の医師の診察を受けていたが症状は一向に改善しないでいた。

ところが約1か月前、検査のため同州バルーチにあるナラヤン病院&リサーチセンターを訪れたところ、ジャシュさんはミランパンチャル眼科医から検査結果を聞いて耳を疑った。それは概ね、次のようなものだった。

「白目の表面を覆う半透明の薄い膜である結膜の裏側に寄生虫を発見した。」

「すぐに寄生虫を摘出しないと、目に永久的なダメージを及ぼす可能性がある。また失明する可能性も否定できない。」

「さらに摘出が遅れれば、寄生虫が血流に乗って脳に到達することも考えられる。そうなると寄生虫を脳から摘出する手術が必要となる。」

医師の言葉にショックを受けたジャシュさんだったが「寄生虫が右目に留まっているうちに」と今月12日、意を決して手術を受けたのだった。

パンチャル医師は、ジャシュさんの手術について次のように語っている。

「目の中の寄生虫は、生きたまま手術用ツイーザーを使用して摘出しました。局所麻酔だったので患者は摘出されたことを感じたはずです。寄生虫はじっとしていないので、掴んで取り出すのは容易ではありませんでした。手術には25分を要しました。」

「ジャシュさんには感染源について心当たりがないか話を聞いてきましたが、未だ特定はできていません。摘出された寄生虫は、微生物学者のもとで現在詳しい調査が行われています。」

ジャシュさんの目にどうやって寄生虫が棲みついたのか…。パンチャル医師はジャシュさんが12年前に犬に噛まれたということから、傷口から寄生虫が侵入したことを疑っている。また農場から野菜を収穫し、調理する仕事をしているため、感染した動物の糞で汚染された土に触れて虫卵を誤って摂取した可能性や、汚染された蚊に刺されたことによる感染もあり得るとみているようだ。

画像は『Mirror 2019年11月19日付「Wriggling 7cm worm found in man’s eye 12 years after he was bitten by a dog」(Image: CATERS NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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