[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]

 こんな子がいました。

小学校入学前になんらかのテスト(知能検査?)を受けさせられた時、その子(仮にA君としましょう)は、問題用紙の中に描かれた虫の絵が気になり、試験はそっちのけで、監督をしている先生に得意分野の虫の説明を始めてしまいました。


A君は虫博士で、しかもその頃凝っていたのはかたつむりでした。かたつむりは、生まれたとき透明であるとか、かたつむりはどんなものを食べるのかとか、なんとカミソリの上を怪我をせずに歩くことができるとか、A君の話は、とどまるところを知りません。先生は、一生懸命A君にテストを受けさせようとするのですが、なかなかA君のかたつむり話を止めることができませんでした。

先生の努力の結果、なんとかA君は試験に取り組み始めるのですが、もう興味を失ったのか、まったくやる気を見せず、だらだらしているうちに時間になってしまいました。当然A君のテストの結果はさんたんたるものだったようです。

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A君は、普通のクラスに入ることはできたのですが、なにしろ授業中あちらこちらに注意が向いて、先生のお話に集中できないし、15分以上座っていることができずに騒ぎ出すし、突然大声で笑い出し、その笑いが止まらないし、興味がないと机の下に隠れて出てこないし、整理整頓がまったくできない・・・、といった状況でした。

今でしたら、A君を診断したら、ADHD(注意欠陥/多動性障害)と言われてしまうでしょう。A君が、将来どうなったかと言うと・・・・こんな風になりました。

つまり、A君とは、私のことです。

向後善之(ハートコンシェルジュ・カウンセラー)

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試験や先生の話に全く集中できない少年 その将来は・・・