レアル専門メディアが、U-21オランダ代表MFタヒス・チョン獲得の可能性を指摘

 スペインの名門レアル・マドリードは、マンチェスター・ユナイテッドに所属する19歳のU-21オランダ代表MFタヒス・チョンに興味を示したとスペインメディアで報じられた。攻撃的なポジションならどこでもこなす有望株の獲得話を受け、韓国メディアも「久保の立場に影響」と注目している。

 久保は今夏にレアルと契約。プレシーズンの間はジネディーヌ・ジダン監督率いるトップチームとカスティージャ(レアルB/3部相当)の試合を掛け持ちしていたが、開幕直前に同じスペイン1部のマジョルカへの期限付き移籍を決断した。

 レアルは現在、得失点差でバルセロナに次ぐ2位だが、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは再三退団報道がなされ、鳴り物入りで加入したベルギー代表MFエデン・アザールらも実力を発揮できていないなど、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ以外の攻撃陣は停滞感を拭えない。

 そんななか、レアル専門メディア「Defensa Central」は、レアルが19歳のU-21オランダ代表MFチョンに興味を示していると伝えた。チョンはユナイテッドとの契約が今季限りで満了となり、ユナイテッドも契約を更新しない意向だとの報道もある。

 左右のウイング、トップ下、FWでもプレーする有望株は、ユベントス行きの可能性も指摘されているが、レアル加入となれば現在はマジョルカへ期限付き移籍中の久保にとっても関係ない話ではない。「Defensa Central」は、「2人はライバルになるかもしれない。久保のレンタルが延長されたり、あるいは他のチームに行く可能性もある」と占った。

 韓国スポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」も、「久保の立場に影響」とこの報道をレポート。日本が誇る逸材の動向は気になるようだ。(Football ZONE web編集部)

レアルが獲得する可能性があるマンUのMFチョン(右)とマジョルカへ期限付き移籍中のMF久保【写真:Getty Images】