「利息だけで約200万円」という例も

毎回の支払額が定額のリボ払いは一見ゆるく見えるが、実は怖い。キャリコネニュース読者からも、

「月々1万円の支払いにしていたら、支払い残高が200万円超になった」(30代男性、研究開発職)
「月々1万5000円リボ払いで15年近く支払い、全部でどれくらい払ったかわかりません」(40代女性、管理・事務職)
「月2万円の支払いを続けていたら、2年で支払い残高が35万円ぐらいになった」(40代男性、IT系技術職)

といった声が寄せられているが、今回は「リボ払い地獄からの脱出に17年かかりました」という48歳サラリーマンの失敗談を紹介する。

男性がリボ払いに陥ったきっかけは、ポイントほしさに手を出した「後からリボ払い」のキャンペーンだった。そのままリボ払いを続けるも、1年で支払い残高が50万円を越え、2年目には限度額の100万円に達した。

男性は「何も買わなくても、返済額は元金1万円と利息1万5000円の合計2万5000円。電卓で計算して愕然としました」という。

「そこで少しずつで返済して行こうと決意し、『多めに払える月は残高の一部を返していけばいつかは終わるはず』などと大雑把な計画を立てながら、リボ払いの返済生活に突入していったのが約17年前でした」

「リボ払い返済のため夜間のバイトをしながら就職活動を続けていましたが……」

男性は、「リボ払い返済は地獄でした」と振り返る。少しずつ人生の歯車が狂いはじめ、上手くいっていたはずの仕事もミスを連発するようになった。会社からの評価はどんどん下がり、「とうとう37歳の時に職を失いました」という。

「その当時は景気も悪く再就職が厳しかった時期。リボ払い返済のため夜間のバイトをしながら就職活動を続けていましたが、書類選考すら通らない状態が1年も続きました。さすがに自己破産が頭をよぎり、人生で一番辛い時期だったと思います」

そんな男性に再就職の機会が訪れる。前職の先輩から「きつい仕事かもしれないけどやってみる気はあるか?」と仕事を紹介された。男性は職種も聞かずに即答した。「これは今までのだらしない自分を変える最後のチャンスなんだ」と自身に言い聞かせたという。

「その日から全ての習慣を変え、今回の仕事を"人生で最後の仕事"にしようと覚悟を決めて取り組みました。相変わらずリボ払いの返済は続けていましたが、これも『必ず最短で終わらせてやろう』とはじめて本気で覚悟を決めました」

「なんてバカだったんだろう。17年も縛られるなんてあり得ない話です」

それから3年後、男性は"最後の職場"で結果を残した。その後も「最後だ」という姿勢で仕事に取り組み、「今では小さな会社ではありますが管理職を任せていただけるほどに評価してもらっています」という。そして一昨年、リボ払いも無事に完済した。

「自分を変えることができたからこそ、地獄のリボ払いを完済できたのではないかと確信しています。授業料と呼ぶには高過ぎる利息を払い続けてきましたが……。今回初めて計算したのですが、利息だけで約200万円を払っていました」

男性は「なんてバカだったんだろうと自分に呆れました。17年も縛られるなんてあり得ない話です」と言い、

カードはとても便利です。最近ではPayPayなんてものも登場し、益々カードは必須となっていくことでしょう。だからこそ『リボ払い』という危険な支払い方法がどういうものなのかを知ってほしいのです。私の失敗談で『リボ払い』は辞めようと思ってくれる人が1人でもいれば幸いです」

と呼びかけている。

※キャリコネニュースでは引き続き「リボ払いの経験がある人」やに関するアンケートを募集しています。