先日伝えられた大ヒット映画『ジョーカー』の続編企画について、メガホンをとったトッド・フィリップス監督が情報を整理するためIndieWireとのインタビューに応じ、続編企画があるという噂を否定した。

【写真】ホアキン・フェニックスが24kg減量して挑んだ『ジョーカー』フォトギャラリー

 フィリップス監督は現地時間10月7日に、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループのトビーエメリッヒ会長に会い、『ジョーカー』続編企画と、ほかのDCキャラクター映画の制作を提案したというThe Hollywood Reporterの報道を否定。『ジョーカー』を制作する以前に、DCコミックスのキャラクターを掘り下げるダークな作品を作ることを提案し、マーベルスタジオのようにワーナー・ブラザースでも映画でのDCレーベルを始めるという規模の話をしたという。

 「でもすぐに却下された。それもそうだ。映画スタジオで新たなレーベルを始めるなんて、身の程知らずもいいところだ。まずはこの作品からやろうと言われた」と、そこから『ジョーカー』を制作する話に発展したという。

 『ジョーカー』続編に関しては、契約交渉も構想作りも始まっていないという。「ホアキンと続編について話したことを公言してきたが、撮影2週目くらいで続編の話をしていたのは、それが楽しい話題だったからだ」とフィリップス監督。「ホアキンとワーナー・ブラザースの幹部と共に、トロントやヴェネチアなど、世界中を回っている時に、続編についてはもちろん話した。食事のテーブルで“それで続編について考えたことは…?”みたいな程度だ。続編の脚本を書く契約なんてないし、ホアキンに続投を打診したこともない」と語り、現時点で続編企画が動いている事実はないということだ。

トッド・フィリップス監督が現時点での『ジョーカー』続編を否定 (C)AFLO