11月20日(水)にニューシングル「Revival Love」をリリースした超特急。今作はドラマ「モトカレマニア」(フジテレビ系)の主題歌となっている表題曲のほか、カップリングの中にはメンバーのタクヤが出演する映画「どすこい!すけひら」の主題歌「Don’t Stop 恋」が収録されている。また、年末年始には大阪と東京でアリーナツアー「Revolución viva」を開催することも決定!

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そこで今回は、彼らが今年春から夏にかけて全国を回り、悲願の“全国開通(全都道府県でのライブ開催)”を達成した全国ホールツアー「EUPHORIABreakthrough, The Six Brave Stars〜」の話を皮切りに、ニューシングル「Revival Love」や年末年始のアリーナツアーについて語ってもらった。

■ 超特急はピンチをチャンスに変えようとする気持ちが強いグループ(タカシ

――ことしは悲願の“全国開通”を達成されましたね。おめでとうございます!

5人:ありがとうございます!

――ファイナルの沖縄公演は、台風の影響でステージ機材が届かないという大変なハプニングに見舞われたそうですね。

カイ:大変だったみたいですね。

リョウガ:え? え? 自分たちのことじゃん!

カイ:いや、大変だったんだけど、正直大変だったというイメージはあんまりないんです。ライブが始まれば、やっぱり楽しさが勝るから。

リョウガ:なるほどね。

カイ:むしろスタッフさんたちの方が大変だったと思います。

タクヤ:確かに、今回のツアーは8号車(ファンの呼称)の支えはもちろんですが、特に沖縄公演はスタッフの皆さんの思いをすごく感じました。楽屋からステージに行くまでの間に大きなホワイトボードがあったんですけど、そこにスタッフの方がコメントを書いてくれていて。しかも、ライブの前と後でメッセージの内容が変わっていたので、それにはすごく感動しました。

――タカシさんはツアー中どんな思いでステージに立っていましたか?

タカシ:今回のツアーを通して、あらためて超特急はピンチをチャンスに変えようとする気持ちが強いグループなんだと思いました。沖縄公演もだし、ユースケが(怪我で)休養することになったときも、どうなるか分からない中、ステージに立ってしまえばちゃんと楽しんでパフォーマンスできるというか。やっぱり一番もどかしい思いをしているのはユースケだと思うので、その気持ちに応えるためにも僕らはしっかりやらないと、と。そういう僕らの思いは、8号車にも、ユースケにも届けることができたんじゃないかなと思います。

――ユーキさんは今回も総合演出を担当されていましたが、ホールツアーで一番見てもらいたかった超特急の一面というのはどういったところだったのでしょう?

ユーキ:メンバーのよりパーソナルな部分というか、それぞれが持って言える個性をぶつけてほしいなと思っていて。だから、2人ずつのペアに分けたかったんです。で、分けたら分けたで、2人の中でお互い刺激し合いながら作っているのが分かって…。僕のイメージになかった新しい表現の仕方をしているのが新鮮でした。

――分かれたあとの演出は、それぞれで決めていったんですか?

ユーキ:そうなんです。なので、あのパートは、それぞれの意見が反映されているところだったんですよね。カイが、いつもはかっこいい感じなのに、「LIBIDO」のときはあんなに情熱的になったりすると、みんなにとってギャップだったりすると思うし。あと、タクヤタカシの「霖雨」は1対1での歌とダンスが印象的で。

カイ:あれ、すごいかっこ良かった。

ユーキ:そうだよね。今までとは違う見え方になったと思うし、メンバーにとっても新しい振り幅というか、それぞれがやりたいことっていうのかな、そういうのが見えたんじゃないかなと思います。

■ 自分が出演する作品の主題歌を超特急が歌うことが密かな目標でした(タクヤ

――そんな超特急の皆さんは、ニューシングル「Revival Love」を11月20日(水)にリリースされます。今回、通常盤に加えて用意されたPastel Shades盤、Shine Bright盤のみに収録される楽曲を合わせると、収録曲は計5曲。というわけで、1人1曲ずつ、聴きどころを紹介してください!

ユーキ:僕は全ての盤に収録されているカップリングの「Don’t Srop 恋」です。この曲は本当、1曲で何曲も聴いているような感覚に陥る、高カロリーな展開になっているんです。こういう曲をやるのは、僕らしかいないなと思うくらいクセがある(笑)。振り付けもかなりダサかっこいい感じで、超特急らしいんです。タクヤがセンターなんですけど、タクヤだけではなく、各メンバーの個性がすごく出ていると思います。

――「Don’t Stop 恋」はタクヤさんが出演している映画「どすこい!すけひら」の主題歌ですね。タクヤさんは以前取材させていただいた際、自分が出演する映画の主題歌を超特急が担当することについて、とても喜んでいましたね。

タクヤ:そうですね。公言していたわけではないんですけど、自分が出演する作品の主題歌を超特急が歌うというのは、僕の中で目標にしていたことの一つだったので。特に今回のようにガッツリ出演もして、主題歌にも起用されてというのは、6年前の「ウルトラマンギンガ」以来だったので、すごくうれしかったです。

カイ:でもさ、この曲歌うの大変だよね。

リョウガ:コーラス入れたかったな。

ユーキ:どすこいどすこいってね。

タクヤ:牛のところじゃない?

ユーキ:(鳴き真似で)モ〜! って、あれ鳴き声だから(笑)。

タクヤ:「Don’t Stop 恋」ではいろんな声が聴こえますけど、歌は全部タカシが歌っているんです。

――次はカイさんお願いします。

カイ:僕は通常盤に収録されている「Body Rock」が好きかな。英語詞をタカシが歌っているというのもあるんですけど、内容も英語だからこそ人によっていろんな解釈ができる曲でもあって。その世界観を振り付けでより広げられたらいいなと思います。

タクヤ:僕はShine Bright盤の「On & On」ですね。

――この曲は年末年始に行われるアリーナツアー「Revolución viva」の国立代々木競技場 第一体育館公演のテーマソングですね。

タクヤ:(ちょっと作った口調で)超特急にしては珍しくかっこいいサウンドとグルーヴで…。

リョウガ:何だ? 何だ?(笑)

タクヤ:そこにタカシの優しい歌声と、ときに激しく、儚い…。

タカシ:何か読んでる?(笑)

タクヤ:そんなタカシの歌に…心打たれますね。

タカシ:その言い方、何も打たれてないやん(笑)。

タクヤ:(周囲の声を気にせず)振り付けはまだですけど(取材時)、ダンサーの飛び散る汗が…ステージ上で輝くと思います!

カイ・リョウガ・ユーキ・タカシ:(爆笑)

カイ:どうしたん!?(笑)

リョウガ:やり切った!(笑)

タカシ:えっと、次、僕いきます(笑)。Pastel Shades盤収録の「Sweet Bell」が好き。今回のシングルは本当いろいろな曲がありますけど、この曲はザ・王道。超特急の冬の曲はいい曲が多いけど、そのどれとも違う、心があったかくなる曲だなって。本当、この曲がテーマソングになっている大阪城ホール公演が行われるクリスマスシーズンに聴くにはピッタリだし、8号車のみんなにもきっと好きになってもらえる曲だと思います。

――では、最後にリョウガさんからタイトル曲の「Revival Love」について教えてもらえますか。

リョウガ:はい。この曲はドラマ「モトカレマニア」(フジテレビ系)の主題歌になっているんですけど、まず何より、いきものがかりの水野(良樹)さんが作詞・作曲をしてくださったことに驚きました。さらに、<運命!まじかよ!>って歌い出しを聴いた瞬間、あ、もういい曲だって(笑)。あと、個人的に面白いなと思ったのが、「モトカレマニア」っていう失恋がモチーフのドラマの主題歌なのに、曲調と歌詞が明るくて楽しいところ。聴いてくださる全ての方に馴染む曲なんじゃないかなと思います。

カイ:僕もこの曲は初めて聴いたときから、日を追うごとにどんどん好きになっています。

ユーキ:振り付けもかわいいんですよ。8号車のみんなが一緒に踊れるパートもあります。歌は口ずさみたくなるし、ダンスは踊りたくなる。そんなキャッチーな曲ですね。(ザテレビジョン

新曲「Revival Love」をリリースした超特急