何かと乾燥するこの季節。加湿器をつけっぱなしにすると電気代が気になるし、手入れも煩わしいのが正直なところ。『電気を使わない自然気化式ペーパー加湿器』はその名の通り電気を一切使わない、しかもとてもキュートな動物型のペーパー加湿器。かわいいのは確かだが、加湿もしっかりしてくれるのだろうか。

 

場所をとらない!今にも動き出しそうな猫ちゃんたちがしっかり加湿

一般的に加湿器といって思い浮かべるのは蒸気の出る、真っ白いシンプルなフォルムという人も多いはず。家やオフィスでもこの時期加湿器は必須だが、たまに水量を確認しては水を補充して、フィルターやトレイを取り外して掃除する一連の流れがかなり億劫である。

実は加湿器の種類は大きく4つに大きく分けられる。時間はかかるが水に空気を送ることで湿度をもたらす「気化式」や、起動するとすぐ加湿をはじめる「超音波式」、ヒーターの加熱でお湯を沸かすパワフルな「スチーム式」。そしてこれら3つの良いとこどりともいえる「ハイブリッド式」は、温風を水に当てることで加湿する。どれも一長一短はあるが、パワフルであるほど手入れが大変でコストも割高となってしまう傾向にある。

広告デザイン会社・たき工房の若手デザイナーを中心に、ヒトに「伝えたくなる」をテーマとした紙を使用した製品をクリエイトしているTAKI PRODUCTS東京都中央区)の『電気を使わない自然気化式ペーパー加湿器』(アニマルシリーズ・希望小売価格 税抜 1,195円/海獣シリーズ・希望小売価格 税抜1,400円・2019年10月発売)は、フィルターが吸い上げた水分を、空気中へと放出する自然気化式の加湿器。自然に近い蒸発作用を利用して加湿するので安心して使うことができる。

 

アニマルシリーズ(Babies)は三毛猫、黒猫、プードルアライグマの4種類、海獣シリーズ(親子)はペンギンラッコイルカの3種で計7種類を展開しているが、今回は三毛猫チョイス

 

組み立ててみよう!

組み立て方はとても簡単で、本体の切り口部分をもう一対の本体に差し込み、足元や側面を付属のクリップで挟むだけ。手先が器用ではない記者でも簡単かつあっという間に組み立てられた。

フィルムから中身を取り出すと、直径20cmほどのキュートなフォルムがお目見え。舌を出しているのもかわいい……!

切り口に差し込むだけなので、不器用な人でも大丈夫!

 

素材はペーパー!こうしてよくよく見ると、表面の不織布(ふしょくふ)の状態が分かる。

 

頭としっぽをプラスチックで挟む

 

完成!

 

本物の猫ちゃんに水を与えるときと同じように、口元が浸る程度の水を用意すれば準備完了。それ以上の水位になると、本体から水分が漏れてしまうので注意が必要。※メーカー推奨は3センチ

2匹を並べてもいい感じ

 

チロチロと猫ちゃんが水を飲んでいる姿に癒されつつ、置き始めて数十分後に本体を触ってみると、頭から尻尾まで水が行き渡っているのが分かる。蒸気が出ないので目に見えて加湿されているか分かりにくいが、ベッドの棚に置いて就寝してみたところ、いつも朝起きたときにある喉の乾燥した感じが軽減されていた。

ただお皿などに水を張って部屋に置いておく状態に比べておよそ30倍の保湿効果が見込めるようだ。部屋全体を加湿するものではないが、こんな感じで寝室などピンポイントに置くと良いと感じた。

加湿器としての機能を全うしながらインテリアとしても楽しめるのはかなりポイントが高い。電気式加湿器のような定期的なメンテナンスは不要で、長時間使わない場合などは、フィルターを乾燥させて保存しておけばOK。1シーズンを目安に使用可能だ。

防カビ・抗菌加工もされている

 

どれもほんわかするイラストで、おうちにあるとほっこりするはず。ただ加湿するだけじゃなくデザイン性も重視したい人におすすめしたい。

 

全国のニトリやオンラインショップなどで入手可能となっている。

 

キュートすぎるアニマルデザインの『電気を使わない自然気化式ペーパー加湿器』が楽しい