サーファーであった両親の影響で、わずか3歳でサーフィンをはじめる。その3年後には初出場したローカルコンテストで初優勝を遂げ、類稀なるその才能を当時アマチュアUSAコーチに見出され、最年少の9歳で強化選手としてUSAチーム入りを果たす。2009年にはサーフィン界のレジェンドが持つNSSA(全米アマチュアサーフィン連盟)最多優勝記録30勝をマークする。この記録は未だに破られていない。2012年、13歳の時にASP初優勝、また、USAチャンピオンシップU-18クラスを14歳という最年少記録(当時)で優勝を果たし、着々とそのキャリアを積み上げた。『US Open of Surfing』を2017年、2018年と2連覇。WCTツアーにはアジア人初の参戦資格を得、ルーキーながらも全ツアー戦を通し、1回戦敗退が一度もないという堅調なサーフィンとクレーバーな戦いぶりを見せる。2019年、ついにWCT第3戦『Corona Bali Protected』で自身と日本人初となる優勝を果たす。2020年東京オリンピックへ向け世界中が注目する若き至宝。
■SURFER of the YEAR 都筑有夢路(つづき・あむろ) 生年月日:2001年4月5日(18歳) 出身地 :神奈川県
サーファーであった父親の影響で2歳上の兄と共にサーフィンを始め、15歳の時にプロに転向する。2014年『Go Pro JUNIOR GAMES U-20 girls』準優勝、2015年『NSA 第33回全日本級別サーフィン選手権大会』3位、同年『NSA 9th ALLJAPAN SURFING GRAND CHAMPIONGAMES 2015』準優勝。2017年には、『WSL Ichinomiya Isumi Pro Junior Surfing Governor's Cup U-18』にて優勝し、2018年『WSL Pantein Junior Pro by Gadis』3位という成績から、2019年、ついに『WSL QS10000ABANCA Galicia ClassicSurf Pro』にて優勝を果たす。今や世界が認める日本を代表したガールズサーファーの1人。
スケーターの父の影響で5歳からスケートボードをはじめ、バーチカルランプから練習を重ねる。日本人離れした大きなスケールと安定感のある滑りが持ち味。現在、世界的に有名なカンパニーに所属し、活動の拠点をアメリカに移す。2016年USA「Tampa AM 2016」4位と好成績を収め、2017年には、世界のトップスケーターのみが出場を許されるコンテスト「ストリート・リーグ・スケートボーディング(SLS)」開幕戦バルセロナ大会にて3位入賞を果たす。その後、『DEW TOUR 2017』においてもストリート部門で3位、2018年は、『STREET LEAGUE LONDON』とLOS、HUNTINGTONの3大会、『DEW TOUR PRO LONG BEACH』での優勝。2019年も『INTERNATIONAL SKATEBOARDING OPEN - HENAN 2019』『X GAMES Minneapolis』『SLS LOSANGELES』で優勝し、その勢いは、とどまることを知らない。2020年東京オリンピックでのメダルが期待されるスケートボーダー。
■SKATER of the YEAR(パーク) 岡本碧優(おかもと・みすぐ) 生年月日:2006年6月22日(13才) 出身地 :愛知県
お兄さんの影響で小学校2年生からスケートボードをはじめる。笹岡拳道のスクールに入り本格的に練習スタート。その努力と才能は、2019年3月『日本オープン・パーク選手権』優勝を皮切りに、6月に行われた『DEW TOUR』『Road To X GAMES』で優勝を飾ったところから大爆発。7月『ISO of Park Skateboarding Nanjing2019』、8月『X GAMES Minneapolis』、9月ブラジルのサンパウロでおこなわれた『Park World Championship』でも優勝と国際大会5連勝中。スケートボード パーク部門で、今、向かうところ敵無しの13歳スケートボーダー。
■SKATER of the YEAR(ストリート) 西村碧莉(にしむら・あおり) 生年月日:2001年7月31日(18歳) 出身地 :東京都
スケートボードをはじめたのは小学2年生の頃。小学5年生の時にはAJSA(日本スケートボード協会)主催の全国大会で優勝するなど、才能を開花させる。2016年には、エクストリームスポーツの最高峰である「X GAMES」や、全世界のスケートボーダーの中から選ばれた8人しか出場できない「ストリート・リーグ・スケートボーディング (SLS)スーパークラウン・ワールドチャンピオンシップ」に出場し、世界に名を轟かせる。2017年、日本で初めて開催された日本選手権を制して初代チャンピオンに輝いたのをはじめ、再び挑んだ「X GAMES」で優勝。2019年『SLS WORLD CHAMPIONSHIP』『X GAMES Minneapolis』、『X GAMES Norway』で優勝するなど、いまや世界で最も有名な女性スケートボーダー。
■SNOWBOARDER of the YEAR 村瀬心椛(むらせ・ここも) 生年月日:2004年11月7日(15歳) 出身地 :岐阜県
■BMX RIDER of the YEAR 中村輪夢(なかむら・りむ) 生年月日:2002年2月9日(17歳) 出身地 :京都府
名前からも分かるように、BMXショップを経営するBMX一家。元BMXライダーの父の影響でBMXをはじめる。2016年に海外の強豪ライダーが集結した『G-SHOCK リアルタフネス』など、国内のメジャー大会で優勝。海外大会でも入賞を果たすなど、14歳にして既に日本を代表するライダーへと成長を遂げた。2018年には『FISEワールドシリーズ(UCIワールドカップ/BMXフリースタイル・パーク)』に参戦。シリーズ中3大会で決勝に進出し、総合5位という成績をおさめる。2019年4月に行われた『FISE広島』では、日本人初の表彰台となる2位に輝く。8月には悲願であったX GAMES ミネアポリス大会に初出場を果たすと、BMXフリースタイル史上最年少となる銀メダル獲得という快挙を達成。そして2019年のワールドカップ最終戦である『FISE成都』にて日本男子初のワールドカップ優勝を果たし、2019年のワールドカップ総合チャンピオンのタイトルを獲得。代名詞とも言える高度抜群のエアートリックのように飛躍のシーズンとなった2019年。中村輪夢が、今後も世界の舞台へと羽ばたいていくひとりであることは間違いない。
兄の影響で、小学6年で競技開始。2018年には日本選手権、種目に採用されたアジア大会、初開催となる世界選手権の3大会を制し、すべて「初代女王」に。ボードの手入れは兄が手伝い、世界選手権を制したボードには兄の頼みで「お兄ちゃん大好き」と書いた。第2回日本スケートボード選手権大会兼第18回アジア競技大会派遣選手選考会で優勝するや否や同年『VANS Park Series woman's pro』、南京で行われた『第1回ワールドスケートボード』でも優勝を果たす。2019年は、『VANS Park Series Pro Tour』日本人初のグランドチャンピオン、『第1回世界ビーチ大会』金メダル、『X GAMES Minneapolis 2019』5位の成績を収める。瞬く間に世界を射止めたスケートボード界のニューヒロインとして注目されている。
2016年に発足したサーフィンの世界選手権、世界ジュニア選手権に派遣される日本代表チームや限られたNSA(日本サーフィン連盟)強化指定選手が、日本を代表して戦う時の愛称 2018-2019シーズンにおける「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」の活躍は目覚ましく2018年9月『ISA2018アーバンリサーチワールドサーフィンゲームス』団体優勝、11月『2018VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』でも団体優勝。まだまだ記憶に新しい2019年『2019 ISA World Surfing Games presented by Vans』では例年以上の強豪選手が出場する中、見事団体で3位、選手個々の活躍も含めて大きなインパクトを残した。
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