楽しい時間を過ごしていたのに、急に頭に嫌な思い出が思い浮かぶことがある。心にも不安感が広がり、気持ちが落ち込んでしまうのがつらいところだ。
■「昔の嫌な思い出がよく頭に蘇る」6割も
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,733名を対象に、「記憶について」の調査を実施。
「昔の嫌な思い出がよく頭に蘇る」と答えた人は、全体で60.6%と高い割合になっている。
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■女性の多くが嫌なことを思い出す
性年代別では、男性よりも女性の割合が高い年代が多いのが印象的だ。
20年以上も前のことを思い出し、落ち込んでいる人もいる。
「小学校のとき、仲がよかったグループの子たちに、急に仲間はずれにされたことがあった。最終的には先生が間に入って仲直りはしたのだけれど、嫌でもあの頃のモヤモヤした気持ちを思い出す。
20年以上も前の古い話で、できれば忘れたいことなのに。大人になって今でも思い起こすのは、それだけ自分にとって衝撃が強かったのだろうな」(30代・女性)
■昔の嫌な上司を思い出す
嫌な意味で、忘れられない人もいるだろう。
「以前の会社でとても嫌な上司がいて、ネチネチと嫌みを言ってくるタイプの人。今はいい環境で働いているから、その上司のことはほとんど頭にない。
しかしふとした瞬間に、その上司に言われたことが頭に浮かんで嫌な気持ちになる。必死で頭から振り払うけれど、なんともいえない怒りが心に残るから困る」(20代・男性)
■ネガティブな性格のため
ネガティブな性格の人は、嫌な思い出が記憶に残りやすいようだ。
「うれしいことよりも、嫌なことのほうが記憶に残りやすい性格なのだと思う。だからふとしたときに思い出すのが、あまりよろしくない出来事になる。できることなら楽しいことばかり思い出したいのに、ネガティブな性格の私には難しいのだろうな」(30代・女性)
できることならば、楽しい記憶が思い浮かんできてほしいものだ。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年10月28日~2019年8月30日
対象:全国10代~60代の男女1,733名(有効回答数)
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