柏レイソルのケニア代表FWオルンガが1試合8ゴールを記録したことが海外でも話題だ。
前節、明治安田生命J2リーグの優勝と昇格を決めていた柏は、24日の最終節で京都サンガF.C.をホームに迎えた。
優勝と昇格を決めた後のホームゲームということもあり、多くのサポーターが駆け付けた試合。一方の京都は、J1参入プレーオフの出場権を得るために勝たなくてはいけない試合であり、緊迫した試合になるかと思われたが、フタを開けたら意外な結末となった。
開始6分でオルンガがゴールを決めると、23分にもオルンガ、27分には瀬川祐輔、33分にはオルンガがゴールを決め、前半だけでハットトリックを達成。京都も38分に小屋松知哉がゴールを決め、4-1で試合を折り返す。
しかし、後半は柏が衝撃のゴールラッシュ。オルンガは後半だけで5ゴールを記録し、クリスティアーノがハットトリック、マテウス・サヴィオもゴールを決め、終わってみれば13-1というJリーグ新記録のスコアで決着した。
そんなオルンガの1試合8ゴールは当然Jリーグ新記録だが、これは世界を見渡してもほとんどない記録だ。多くの海外メディアが13-1の大勝とともに報じている。
1試合8ゴールの記録だが、数多くのゴールを記録しているバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ・ラウンド16のレバークーゼン戦で記録した5ゴールが最多となっており、メッシですら達成していない記録だ。
また、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも、2014-15シーズンのラ・リーガ第29節のグラナダ戦、2015-16シーズンのラ・リーガ第3節のエスパニョール戦で記録した5ゴールが最多。戦うリーグは違えど、1試合で8ゴールを記録することは簡単なことではない。
ちなみに、オルンガは2017-18シーズンに在籍したジローナでは3ゴールしか記録していないが、これはラス・パルマス戦のハットトリックの3ゴール。後半の45分間(正確には57分から79分の22分間)でハットトリックを達成しており、ラ・リーガでハットトリックを記録した初のケニア人選手となっていた。短時間でゴールを奪う能力に長けているのかもしれない。
オルンガは自身のFacebookで「シーズンが終了した。8つのゴールを決めることは想像以上だったが、神の恵みによって可能となった。シーズンを通して、僕をサポートしてくれた人に感謝します。来シーズンまで。全ての神よありがとう」と綴っている。
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