CLのPSG戦で2-2ドローアザールが負傷で途中交代

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節各地で行われ、レアル・マドリードパリ・サンジェルマンPSG)との打ち合いの末に2-2で引き分けた。エースの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが2得点を挙げた一方、レアルで気になるのは途中交代となったベルギー代表MFエデン・アザールの状況だ。

 試合は前半17分、ウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデのクロスに合わせたスペイン代表MFイスコのシュートがポストに当たり、それに反応したベンゼマが先制ゴール。その後も本拠地サンチャゴ・ベルナベウのサポートを受けたレアルが押し気味に試合を進めるなか、PSGは後半か一死からブラジル代表FWネイマールピッチに投入され、今季初CL出場となった。

 レアルは後半34分にブラジル代表DFマルセロのクロスに再びベンゼマが合わせて2点差をつけ、試合を決定づけたかに見えた。しかしその2分後にベルギー代表MFムニエのクロスをフランス代表FWキリアン・ムバッペが合わせ1点差。その2分後にはネイマールが起点となり、MFパブロ・サラビアが同点弾を決めて2-2で試合を終えた。

 他会場の結果によってPSGの首位通過、レアルの2位での決勝トーナメント進出が決まり、両チームともに最低限の結果となった。レアルにとって打撃となったのは後半23分のシーンだ。ムニエのタックルを受けたアザールが負傷し、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルとの交代を余儀なくされた。

 スペイン紙「マルカ」は「負傷は最初の印象ほど深刻ではないかもしれない」としつつも、「彼のパフォーマンスが上昇しているなかで、この怪我は負担になるかもしれない。アザールにとって最悪の時期だ。彼はピッチ内でベンゼマ、マルセロと好連係を見せ、PSG相手に尖った存在だった」とチームに順応してきたタイミングでの負傷になってしまったとしている。徐々に本領を見せ始めているアザールにとって痛い離脱となりそうだ。(Football ZONE web編集部)

PSG戦で負傷交代となったアザール【写真:Getty Images】