24日の第42節をもって、2019明治安田生命J2リーグレギュラーシーズンが終了した。今年もシーズン終了とともに現役に別れを告げる選手たちが存在する。

 ジェフユナイテッド千葉の佐藤勇人も、その一人だ。同クラブの育成組織出身で、2008年からの2シーズン京都サンガF.C.で過ごした以外、プロキャリアのすべてを千葉に捧げてきた。そんな彼の特徴の一つが双子選手であること。ご存知のどおり、チームメイト佐藤寿人は双子の弟だ。最終節の栃木SC戦では、勇人が後半23分から途中出場。その14分後に寿人もピッチに登場し、最後の“双子競演”を果たした。ラストゲームを勝利で飾ることはできず、“佐藤ツインズ”はこれで見納めとなる。

 しかし、現役の「双子サッカー選手」はまだまだ存在する。Jリーグでも、松田陸セレッソ大阪)と松田力(アビスパ福岡)や、黒木晃平(ロアッソ熊本)と黒木恭平(京都サンガF.C.)といった双子選手がプレー。さらに世界を見渡せば、トップレベルで活躍する“ツインズプレーヤーたちがいる。今回は厳選して7組の双子選手を紹介しょう。

◆■ベンダー兄弟

スヴェン・ベンダー
生年月日:1989年4月27日(30歳)
ポジション:MF
所属クラブレヴァークーゼンドイツ

ラースベンダー
生年月日:1989年4月27日(30歳)
ポジション:MF
所属クラブレヴァークーゼンドイツ

ともに1860ミュンヘンで育った2人だが、2009年に別々の道を歩むことを決断する。スヴェンはドルトムントへ移籍、ラースレヴァークーゼンを新天地に選んだ。その後、2016年リオデジャネイロオリンピックに双子で出場して銀メダルを獲得したことはあったものの、クラブレベルでは敵として対峙。しかし、2017年の夏にスヴェンのレヴァークーゼン加入が決まり、“ベンダーツインズ”は再びチームメイトとなった。クラブ在籍10年目を迎えるラースキャプテンを務めており、スヴェンとともにチームに欠かせない選手となっている。

◆■ポグバ兄弟

ティアス・ポグバ
生年月日:1990年8月19日(29歳)
ポジション:FW
所属クラブ:トゥールFC(フランス

ロランタン・ポグバ
生年月日:1990年8月19日(29歳)
ポジション:DF
所属クラブアトランタ・ユナイテッドアメリカ

マンチェスター・Uポール・ポグバには、3つ違いの“双子の兄”がいる。2人はギニアで生まれ、その後まもなくフランスに移住。欧州での生活をスタートさせたあと、ポールが誕生した。そのため、“ポグバツインズ”はギニア代表でのプレー経験を持つ。だが、クラブレベルでは別々のキャリアを歩んだ。ともにセルタの下部組織で育ったあと、FWのマティアスはイングランドイタリアオランダ等でプレー。現在はスペイン4部のマンチェゴ・シウダ・レアルに在籍している。一方、DFのフロランタンは長らくフランス国内でプレー。その後、トルコのゲンチレルビルリイを経て、今年2月からアメリカアトランタ・ユナイテッドに活躍の場を移した。

◆■ダ・シウヴァ兄弟

ファビオ・ダ・シウヴァ
生年月日:1990年7月9日(29歳)
ポジション:DF
所属クラブナントフランス

ラファエウ・ダ・シウヴァ
生年月日:1990年7月9日(29歳)
ポジション:DF
所属クラブリヨンフランス

ブラジルのユース年代からトップ選手として名を馳せ、2008年マンチェスター・Uへ同時加入。両サイドバックを“ダ・シウヴァ・ツイズ”が務めるという試合もあった。その後、ファビオが2014年に、ラファエウが2015年に退団。別々の道を歩み始めると、昨年9月にはナントに所属するファビオとリヨンに所属するラファエウとの“兄弟対決”がフランスの地で実現した。

◆■ミランチュク兄弟

アレクセイミランチュク
生年月日:1995年10月17日(24歳)
ポジション:FW
所属クラブ:ロコモティフ・モスクワロシア

アントンミランチュク
生年月日:1995年10月17日(24歳)
ポジション:MF
所属クラブ:ロコモティフ・モスクワロシア

ロコモティフ・モスクワに所属するミランチュク兄弟は、昨年夏のワールドカップでともにメンバー入りを果たすなど、ロシア代表の有望株として期待されている。昨シーズンチャンピオンズリーグでは、兄アレクセイクロスから弟アントンシュートを決めるという試合もあった。なお、兄弟の見分け方は「耳の形と利き足の違い」。アレクセイ左利きアントンが右利きだ。

◆■キーン兄弟

マイケル・キーン
生年月日:1993年1月11日(26歳)
ポジション:DF
所属クラブエヴァートンイングランド

ウィル・キーン
生年月日:1993年1月11日(26歳)
ポジション:FW
所属クラブ:イプスウィッチタウンイングランド

マンチェスター・Uアカデミーで有望株として育ったキーン兄弟。ともにイングランドの年代別代表に選出され、マイケルは2年前にA代表デビューも飾った。しかし、マンチェスター・U定位置を掴むことはできず、マイケルバーンリーを経て現在はエヴァートンプレーウィルの方は、2016年にひざに大ケガを負った影響もあり、今夏に3部イプスウィッチへ移籍して再起を図ることとなった。

◆■フネス・モリ兄弟

ラミロ・フネス・モリ
生年月日:1991年3月5日(28歳)
ポジション:DF
所属クラブビジャレアルスペイン

ロジェリオ・フネス・モリ
生年月日:1991年3月5日(28歳)
ポジション:FW
所属クラブ:モンテレイ(メキシコ

アルゼンチンの名門リーベル・プレートの下部組織で育った2人は、その後ヨーロッパへ。エヴァートンを経てビジャレアルに在籍するラミロに対し、ロジェリオはベンフィカとエスキシェヒルスポルでプレーしたものの結果を残すことはできず、2015年からメキシコのモンテレイに所属する。ロジェリオはチームエースとして活躍しており、今冬に行われるクラブワールドカップにも出場予定だ。

◆■カジェホン兄弟

ホセ・カジェホン
生年月日:1987年2月11日(32歳)
ポジション:FW
所属クラブナポリイタリア

フアン・カジェホン
生年月日:1987年2月11日(32歳)
ポジション:FW
所属クラブクラブ・ボリバル(ボリビア

ナポリで活躍するカジェホンが双子の兄弟であることはあまり知られていないかもしれない。兄弟そろって、レアル・マドリードの下部組織出身。しかし、フアンレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)までしか進めず、21歳で退団して以降は国内クラブを渡り歩いた。そして2013年から海外生活をスタートさせると、現在はボリビアの名門クラブ・ボリバルに在籍している。

(記事/Footmedia

世界で活躍する双子プレーヤーたち [写真]=Getty Images