1998年に日本で26年ぶりに開催された冬季オリンピック競技大会“長野五輪”で悲願の金メダルを獲得し、日本中を熱狂させたスキージャンプ団体。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの、知られざる実話を描いた『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』が2020年6月に公開されることが決定した。

【写真を見る】日本中が歓喜に沸いた金メダルを、命がけで支えた英雄たちの実話が壮大なスケールで描かれる!

本作の主人公は、スキージャンパーの西方仁也。1994年のリレハンメル五輪では日本代表を牽引するも金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも故障のため代表から落選。その後、テストジャンパーとなって長野五輪に出場する日本代表選手たちを裏方として支えた実在の人物だ。

そんな西方役を演じるのは、現在新シリーズが放送中の「おっさんずラブ」や新語・流行語大賞にノミネートされた「あなたの番です」など、主演作が相次いで社会現象を巻き起こしている田中圭。そしてメガホンをとるのは『虹色デイズ』(18)や『ステップ』(2020年4月3日公開)など、人間模様を描く演出力に定評がある飯塚健監督。

本作では西方の金メダルへの強い想いや、それを打ち砕く挫折。日本代表のエース原田雅彦との友情、怒り、嫉妬。それでも仲間のため日本のために、命の危険を顧みずにテストジャンプに挑む姿が、史実に基づいたダイナミックオリジナルストーリーとして描かれていくとのこと。

まさに日本中が東京2020オリンピックで盛り上がる“オリンピックイヤー”に公開される、栄光の裏側に隠された感動秘話に日本中が胸を熱くすることだろう。実際に長野五輪のスキージャンプが行われた長野県白馬村など関東近郊で2020年1月〜2月にかけて撮影される予定となっている本作。続報から目が離せない!

<キャスト・スタッフ コメント>

田中圭(西方仁也役)

「冬は寒いので苦手なのですが、この作品のおかげでワクワクしています。雪山も楽しみです。みなさんが知っている話の中に、みなさんが知らない人間ドラマが沢山ありました。力をもらえる脚本ですし、撮影が楽しみです。スタッフ・キャスト全員で一丸となって、映画のK点越えを目指していきたいと思います!楽しみにしていてください!応援宜しくお願いします!」

●飯塚健監督

オリンピック22年振りの国内開催の年に、オリンピックに関する映画をつくれること、たいへん光栄に思います。大逆転の金メダルの裏側には、記録に残らない戦いがありました。1メートル先も見えない吹雪の中で、バトンを繋ぐように、たすきを繋ぐように、スタートを切ったテストジャンパーたちの物語です。過酷な場所での撮影となりますが、我々チームもそのソウルを見習い、無事に着地を決めたいと思います。また、現場ではお会いしたことがなかった田中圭さんとようやくご一緒できることも、本当に楽しみです。初のセッション、ご期待下さい」

●西方仁也

1998年長野オリンピックで日本が団体戦(チームジャンプ)で金メダルを取ることができた事が映画化されることで、金メダルを取れた選手とテストジャンパー達の気持ちが一つになって獲得できたという事実が、伝えられたらいいと思います。テストジャンパーは皆、オリンピックを目指していましたが、出ることができなかった選手の集まりです。初日から日を増すごとに日本人の活躍を応援する気持ちが強くなってきて、団体戦(チームジャンプ)当日の悪天候の時には皆が一つになって日本の為に何とかしたいと言う気持ちになっていました。

私の役を演じて頂くのが田中圭さんと聞き大変驚きました。田中さんと言えば、ドラマ、映画、CMと大活躍されておりテレビで見ない日はありません。コメディでもシリアスでも、そして善人役、悪役でもすべての役をご自身のものにされる、素晴らしい演技のできる俳優の方だと思います。そんな田中さんの出演されている作品を見ていると私の若い時を思い出しましたスキージャンプをしていたおかげでいまの自分があると思っております。田中さんにもこの作品を通してスポーツ選手達の辛さや嬉しさ、優しさ、悲しさなどを伝えていただきたいと思います」(Movie Walker・文/久保田 和馬)

田中圭主演『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』の公開が決定!