アーセナル戦でEL初得点含む2ゴールをマーク

 フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地が現地時間28日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)第5節アーセナル戦で2ゴールを挙げ、2-1の逆転勝利に導いた。同僚の元日本代表MF長谷部誠とともにフル出場した鎌田は、1点を追う後半10分にEL初得点となる同点弾、さらに同19分には勝ち越し点を奪った。大活躍の“救世主”にドイツメディアは手放しで絶賛している。

 前半からアーセナルがペースを握った試合は、同アディショナルタイムガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで先制。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるアーセナルに対して、フランクフルトは苦戦を強いられることとなった。

 だが、悪い流れからチームを救ったのは鎌田だった。後半開始から2人を交代して攻勢に出たフランクフルトは同10分、同点に追いつく。右サイドからパスを受け取った鎌田が、反転して、DFをかわして左足でゴール。EL初得点は強烈な一発となった。さらに、同19分、CKのこぼれ球から右足を一閃。ゴール左下へと沈め、勝ち越し点をマークした。

 2ゴールでチームを勝利に導いた鎌田を、ドイツメディアは大絶賛している。同国放送局「hessenschau」は「鎌田ショー」と見出しを打って「日本人は、突然数分間で2得点する活躍を見せた」としており、ドイツ紙「ビルト」も「鎌田祭り」とし、チームの取締役であるフレディ・ボビッチ氏が「彼は長い間ゴールを待っていた。得点が必要だった。彼は素晴らしい選手」と、鎌田を称えるコメントを伝えている。

 鎌田の活躍でグループリーグ2位に浮上したフランクフルト。最終節は12月12日にホームでギマランイスと戦う。(Football ZONE web編集部)

アーセナル相手に2ゴールを決めたフランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:Getty Images】