※2016年11月撮影

トップ画像は川部駅に停まる五能線色のキハ40系。手前がキハ40 532というのは読めますが、後の2両はキハ482両ということしか分かりません。2020年度に導入される新型車両が五能線色を採用するのか否かわかりませんが、少なくとも男鹿線キハ40系がまとっていた男鹿線色は男鹿線新型車両には採用されていません。烏山線キハ40系に使われた烏山線色も新型車両には採用されず消えてしまいました。全車両が廃車。淋しいですね。

余談ですが錦川鉄道に譲渡された烏山線キハ40 1009は烏山線色で運行されている様です。これは朗報、かな。

さて、鰺ヶ沢駅で交換列車を待っていたら臨時快速リゾートしらかみ「くまげら」編成4両がスーッと来て、スーッと出発しました。キハ48とは思えない身ごなし。(笑)

川部方面に向かう「くまげら」編成。

2010年(平成22年)12月に秋田駅から川部駅まで臨時快速リゾートしらかみに乗った時に「くまげら」編成と列車交換しました。連結部分でベースになったキハ48が如実に分かります。この時も青森で一泊して「はた善」に顔を出しました。

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列車交換も終わって、信号が青に変わって出発です。写真を見て気付いたのですが、左手前の「元電話ボックス」は何なのでしょう? 電話機は撤去されていますが、基礎があるので元々ここに設置されていた「電話ボックス」だと思われます。何で駅の構内に? 不思議だなぁ。

日本海の車窓がスタートしました。これは2016年11月の写真です。この時も天気は大荒れでした。まぁ、冬の日本海らしい風景とも言えますが。

※2016年11月撮影

陸奥赤石の駅予告票が見えた瞬間に雨がザ~ッと落ちてきました。あっと言う間に前面展望は撮影不可能になります。「気合いでマニュアル・フォーカスにして水滴の向こう側を撮る」という方法もありますが、結局はガラスに付いた雨滴に負けます。

鰺ヶ沢駅から6.4kmと長い駅間で陸奥赤石駅。ですが、駅は見えませんね。

駅名標。駅では雨脚が見える程の降りではありません。強く降っている場所とそうではない場所が極端です。でも前面ガラスに雨滴が付いてしまったので前面展望は無理です。

この駅は1929年昭和4年)国鉄の駅として開業しました。1984年昭和59年)無人化。2001年(平成13年)に廃止されてしまいましたが名鉄谷汲線の赤石駅が1926年昭和元年)に開業していたので旧国名の陸奥が冠されています。

2012年(平成24年)駅舎が新しくされました。改築された駅舎もシックでなかなか良いのですが、古い木造駅舎を見たかったな~。

前面展望は撮れませんが、駅名標とホームは開いたドアから撮ります。

陸奥赤石駅から4.1kmで陸奥柳田駅。駅名標1953年昭和28年)開業。既に1921年(大正10年)に奥羽本線信号場として開業した柳田が1926年昭和元年)に駅に昇格していたのでこちらには旧国名が冠されています。

ホーム。車掌さんがドアを閉めます。駅前には住宅が並んでいました。

今のところ列車の遅れはありません。しかし雨です。(泣)

(写真・記事/住田至朗)