魔神英雄伝ワタル魔動王グランゾート展』(主催:墓場の画廊/株式会社レイジバンプ、共催:株式会社エニー、協力・監修:株式会社サンライズ)が、東京・西武渋谷店 モヴィーダ館7階のスペースJにて開催中。

本展は1988年に放映開始された『魔神英雄伝ワタル』と、翌1989年スタートした『魔動王グランゾート』が30周年を迎えたことを機に実現した合同展覧会。制作当時の企画書や絵コンテのほか、台本やセル画といったさまざまな資料を通して、井内秀治、広井王子、芦田豊雄らによって創造された、両作品の魅力に迫る試みとなっている。

展覧会場入口には巨大看板が設置され、いざ会場に一歩足を踏み入れると、一気に30年の歳月を飛び越えて『魔神英雄伝ワタル』と『魔動王グランゾート』の世界にタイムスリップしたかのような気分が味わえる。

ショーケースの中にはセル画や台本のほか、『魔神英雄伝ワタル』の未発売商品の原型や『魔動王グランゾート』の魔動銃の木型といったレアアイテムが並び、壁には初期の企画書やアイデアを書き留めた資料なども掲出されている。まさに作品が生まれる工程を辿ることができる展示と言えるだろう。

TVアニメ作品だけでなく、ラジメーション作品『魔神英雄伝ワタル3』の資料も展示されており、ファンにはたまらない展示内容であるばかりか、絵コンテが手に取って読めるようになっているので、じっくり楽しめる。そのほか、各作品のキャラクターを紹介するプロモーションビデオや資料も用意されている。

さらに版権コーナーでは、松下浩美による商品用の画稿をはじめ、西村聡、遠藤裕一らによる懐かしのレーザーディスクの画稿のほか、DVD−BOXやブルーレイジャケットなども、作品ごとに展示されている。

そしていよいよ展示スペース終盤には、芦田豊雄による原画イラストが総勢20点並ぶコーナーが待ち受ける。なお、キャプションに「複製原画販売中」と明記されているイラストは、出口付近にある物販コーナーにて、1点あたり2万8千円(税別)で購入可能だ。なお原画イラストは、会期中に一部展示替えも予定されている。

「放映開始から 30 周年を迎えた今もなお多くのファンに支持されているワタルグランゾートが、さらに次の世代にも受け継がれていって欲しい」とのアツい思いが込められた本展。協力・監修を務める株式会社サンライズの木内拓馬氏は、本展についてこう話す。「放映スタートから30年経つ『魔神英雄伝ワタル』は、『魔神英雄伝ワタル 2』から『超魔神英雄伝ワタル』まで10年の時間があり、当然ファンの年齢差も広くなっています。『魔神英雄伝ワタル魔動王グランゾート展』と銘打つからには、「それぞれの作品を平等に。」という展覧会にするべきだと考えました。だからこそ、テレビアニメに比べると知名度的には
低くても、ラジオドラマで展開していた『魔神英雄伝ワタル 3』や『魔神英雄伝ワタル 4』といった作品の資料も、取り揃えています。そして何と言っても今回の展示の目玉は、芦田さんの生原画が(回顧展をのぞいては)本邦初公開されることですね。とはいえ、この『魔神英雄伝ワタル魔動王グランゾート展』を通じて伝えたいのは、ワタルグランゾートも、芦田さんのみならず、井内秀治監督を始め、多くのスタッフたちの手によって生み出されたものであるということなんです。初お披露目の企画書の展示や、実際に手にとって見られるようにした絵コンテなど、見所満載ですので、ぜひ作品の製作過程も楽しんでもらえたら嬉しいです。当時の制作に携わっていた人気アニメーターたちが手掛けた版権イラストのパネルもズラリと並んでいますので、いろいろなアニメータータッチも楽しんでいただけたらと思います。週末ごとにアニメーターの竹内浩志さんや松下浩美さん、神志那弘志さんらをお呼びしたサイン会も予定しているので、ぜひ“あなたの”ワタルグランゾートに会いに来て下さい!」

入口付近には、関係者による手書きメッセージボードも設置されており、スタジオライブの牧内ももこ氏や湯川純氏らによるイラストメッセージが寄せられている。会期中来場したゲストによって随時更新される予定だ。

なお物販コーナーでは芦田豊雄の複製原画のほか、『魔神英雄伝ワタル』と『魔動王グランゾート』の図柄がリバーシブルになったスカジャンを始め、T シャツ、ブランケット、タペストリー、オードトワレ、手帳型のスマートフォンケースなど、本展のために新規に製作されたイラスト入りのオリジナルグッズアイテムが、多数展開されている。

魔神英雄伝ワタル魔動王グランゾート展」は、東京・西武渋谷店 モヴィーダ館7階のスペースJにて開催中。12月15日まで。