文・取材:NiSHi

 2019年11月28日より、成田国際空港 第2旅客ターミナル本館2階にオープンしたアニメ特化型複合エンターテインメントエリア、成田アニメロード・成田アニメデッキ。同施設の発表会及び内覧会の模様をお届けする。

 2019年11月28日(木)、成田国際空港 第2旅客ターミナル本館2階に、アニメテーマにした新エリアオープンした。成田国際空港は、アニメツーリズム協会が推進する“訪れてみたい日本のアニメ聖地88”の取り組みの一環として、“0番札所”(旅の始まりの場所)に認定されているが、今回の施設オープンはそれに紐づいたもの。

 空港の通路壁面にアニメキャラクターイラストを展示する“成田アニメロード”と、オリジナルグッズの販売や人気作品のコラボメニューを提供が行われるカフェなどを設置する“成田アニメデッキ”が新設。日本のアニメファンのみならず、海外でも人気の高い日本のアニメ作品の魅力を、訪日外国人客にアピールすることが狙いだ。以下では、新エリアオープンに先駆けて開催された発表会の模様をお届けする。

 発表会ではまず、アニメツーリズム協会理事長・角川歴彦氏が登壇。「今回の取り組みが、アニメツーリズムのひとつのモデルとなる。日本のアニメがいかに地域振興に役立つか、そこに挑戦していきたい」と、今後の同協会の活動への展望を語った。


【画像52点】「成田空港に日本アニメの魅力を発信する聖地が誕生! “成田アニメロード”、“成田アニメデッキ”がオープン」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

 続いて登壇したのは、KADOKAWA代表取締役社長・松原眞樹氏。松原氏も「アニメは、日本のクールジャパンを支えていく、極めて重要なコンテンツ。日本の空の玄関口である成田空港を基軸として、広がりを見せるアニメツーリズムアニメ産業の拡大、成長をみんなで支えていきたい」と、今回の取り組みに関する期待を寄せていた。


 松原氏に続いて登壇したのは、成田国際空港株式会社の代表取締役社長を務める田村明比古氏。田村氏によれば、これまで日本の表玄関として機能してきた成田空港が、これからもその役割を果たし、世界の空港と競争していくためには、利用者により質の高いサービスや価値、体験を提供し、魅力のある空港に成長していく必要があるという。

 そのためには、空港内におけるエンターテインメント性の強化、充実が求められるとのことだが、この点について田村氏は「アニメという、世界に誇る日本の分化を発信できる拠点である成田アニメロード・成田アニメデッキの設置は、同空港にとっても心強く、待望久しかったコンテンツ。空港の魅力の向上とともに、アニメツーリズムの発展の一助になれば」とコメント

 この度の新エリアの新設による同空港と、アニメツーリズムの今後を願っていた。


 ここからは、成田アニメデッキの店長を務める古波蔵誠氏司会のもと、成田アニメロード・成田アニメデッキについてのプレゼンテーションへ。ゲストととして声優の古谷徹さん、KADOKAWA代表取締役副社長・井上伸一郎氏を迎え、成田アニメロード・成田アニメデッキの魅力が発信された。


 「50年以上声優を務めてきた僕にとっては、まさに聖地。海外のイベント参加のため、年に数回は成田国際空港を利用しているが、今後は、1~2時間早くここに遊びに来て、いっぱいグッズを買ってしまうかもしれない。楽しみにしている」と語った古谷さん。


 井上氏(画面右)は、「これだけの品揃え、豊富なIPのグッズが揃っているショップはなかなかないと思う。イベントも行えるカフェもあり、広いスペースだが、充実していると実感した。改めて(成田アニメデッキ内のグッズショップを)見て、とても興奮している」と、今回の新エリアの新設についてコメントした。

 成田アニメロードでは、全長60m超の通路の壁面に、アニメ作品のキャラクターたちが日本の四季を象徴するような背景とともに描かれたイラストとパネルが展示。『新世紀エヴァンゲリオン』や『進撃の巨人』など、海外でも人気の高い作品が採用されている。


 成田アニメデッキでは、KADOKAWAプロデュースのもと、体験型エンターテインメント施設として、760mのスペースに、グッズショップイートインレストランエンターテインメントカフェを展開。グッズショップでは、人気アニメゲームグッズを販売するほか、同ショップでしか購入できない限定グッズや先行グッズの発売も予定されているという。


 イートインレストランでは、“和”をイメージしたフードコートが展開。店内では、提灯やのれん、鳥居といった“日本のお祭り”を想像させる装飾が施されるという。目玉商品として、キャラクターコラボしたお弁当が販売されるそうで、ここで取り扱い予定の4種類が紹介された。


 エンターテインメントカフェでは、コラボメニューの提供やメイド服姿のスタッフによる接客が楽しめるとのこと。まずは『ラブライブ!サンシャイン!!』とコラボし、同作をイメージしたコラボメニュー2020年2月まで提供される。

 そのほか、店内に併設されているステージにて、2020年3月より期間限定で、プロダクション・エース所属の声優たちによるステージイベントも実施予定。イベントの詳細は、成田アニメデッキ公式サイトにて順次発表予定とのことなので、気になったかたチェックしてみると良いだろう。


 成田アニメロード・成田アニメデッキに関するプレゼンが行われたあと、最後に古谷さん、井上氏、古波蔵氏がそれぞれの想いを語った。

 古谷さんは「日本の玄関口である成田国際空港に、このようなアニメ聖地ができて、“こんなに嬉しいことはない!”という心境。僕自身も(成田アニメロード・成田アニメデッキ)を訪れるのを楽しみにしている」とコメント。井上氏は「日本の国内のお客様も含め、海外のお客様もご満足いただける施設になっていると思う」と語り、「今後、いろんな作品とのコラボ展開を考えているが、まずは来て楽しんでもらえるお店を目指している。後々は、国内外のお客様が、成田アニメロード・成田アニメデッキを訪れることを目的に空港に足を運んでもらえるようにしたい」という古波蔵氏のコメントで発表会は締めくくられた。


 発表会後には、成田アニメデッキメディア向け内覧会が開催された。内覧会では、成田アニメデッキ内のグッズショップの店内の様子や、イートインレストランエンターテインメントカフェにて提供予定のメニューなどを確認することができた。まずは、グッズショップの店内の模様をお届けする。

人気アニメ・ゲーム作品のグッズが目白押し!

 グッズショップの店頭には、ハローキティ立体ディスプレイや、『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツガンダム”と“シャア専用ズゴック”の1/10立体フィギュアのほか、“ガンダム”の実物大フェイスモニュメントが設置されている。訪れる利用者に強烈なインパクトを与えるとともに、人気のフォトスポットにもなりそうだ。


 発表会でのプレゼンにもあったとおり、店内には人気アニメ作品のグッズが、作品ごとに、あるいは商品の種類(フィギュアねんどろいどプラモデルなど)ごとに、びっしりと陳列。また、店舗の外壁には、アニメ作品の原作者たちのサイン色紙が飾られているのもこのグッズショップの大きな特徴となっている。


イートインレストランエンターテインメントカフェにて提供されるコラボフードは圧巻のクオリティー

 続いて、イートインレストランエンターテインメントカフェにて提供されるコラボフードをご紹介。まずは、イートインレストランで提供されるフードについて。会場には、『新世紀エヴァンゲリオン』、『ウルトラマンタイガ』、『Re:ゼロから始める異世界生活』、『文豪ストレイドッグス』の4作品をモチーフとした、趣向を凝らした料理が並んでいた。


 エンターテインメントカフェでは、『ラブライブ!サンシャイン!!』とのコラボメニュー4品が提供される予定となっている。


 アニメ特化型複合エンターテインメントエリアとして新設された、成田アニメロード・成田アニメデッキ。その名の通り、日本のアニメ文化を存分に満喫できるエリアとなっていることを、取材を通じてしっかりと確認することができたので、ぜひ一度、足を運んでみてほしい。





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