世界的ピアニスト松永貴志をイベントディレクターに迎え、世界各地よりトップアーティストが集う日本財団主催の豪華ジャズコンサート「True Colors JAZZ ~異才 meets セカイ~ Directed by Takashi Matsunaga」が2020年1月に東京・大阪・熊本の3都市で開催される。

【画像】シンディ・ローパーが認めた弱冠10歳の天才ドラマーよよかも出演予定

本イベントは、2019年9月から2020年7月にかけて開催されている「True Colors Festival-超ダイバーシティ芸術祭-」の第3弾。東京・大阪・熊本の3都市で本イベントのためだけのスペシャルバンドが結成され、JAZZライブを披露する。特別ゲストとして、18歳の異才ピアニスト紀平凱成、10歳の天才ドラマーよよか、車椅子シンガー小澤綾子が出演し、会場を盛り上げる。

■ 豪華ゲストアーティストには、今年4月に単独コンサートを成功させた異才ピアニストが登場

今回、東京と大阪公演に出演する紀平は、2014年より東京大学日本財団が進める「異才発掘プロジェクト」よりデビューした異才ピアニスト。2歳で自閉症と診断されるも、幼児の頃から記号やコード名に興味をもち、やがて一度聞いただけの曲をエレクトーンで再現できるようになる。その後、聴覚過敏や視覚過敏も訴えながら、16歳イギリスにある音楽の名門「トリニティ・カレッジ・ロンドン」に進学。2019年10月には、デビューアルバムを発売するなど、多くの人にピアノを聴いてもらうことが自信となり、徐々に感覚過敏を克服し始めている。

シンディ・ローパーも認める天才ドラマー、車椅子シンガーも登場!

また、世界にその名を轟かす弱冠10歳のドラマー、よよかも出演する。彼女は2歳でドラムをはじめ、5歳で家族バンド「かねあいよよか」を結成。6歳でCDデビューを飾るなど、言わずと知れた天才ドラマー。今年10月にシンディローパーとの共演を果たすなど、国内外で数々のトップアーティストと共演を果たし、今世界でもっとも注目される日本人アーティストのひとりだ。

また、車椅子のシンガー、小澤は20歳のときに筋ジストロフィーと診断を受けた後、“自分らしく生きることを諦めたくない”という想いから音楽活動を続けている。「筋ジスと闘い歌う」と掲げ、現在はイベント、学校、病院、老人ホームなどで講演ライブを行い、全国に生きることの素晴らしさを伝えている。

■ 誰もが楽しめる居心地の良い会場づくり

会場では、車いす席の整備はもちろん、会場の最寄り駅より案内があるほか、介助者は1名無料という配慮も。その他、手話通訳や英語通訳、体が不自由な人や小さい子供を連れた人などが優先して使える「ゆずりあいエリア」の設置など、誰もが参加しやすい環境を目指し、多様な背景や個性のある人に居心地のいい会場づくりに取り組んでいる。全国3都市で開催する「True Colors JAZZ~異才 meets セカイ~Directed by Takashi Matsunaga」。さまざまな個性が生み出す”セカイ”を楽しんでみてよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

イベントディレクターを務める松永貴志