国民的スーパースターと普通の女子高校生がヒミツの恋愛!? そんな女性あこがれのシンデレラストーリーを描いた大人気コミックを原作にした映画「午前0時、キスしに来てよ」(12月6日・金公開)で、主演を務めたのは片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)。高校生・日奈々(橋本環奈)と恋に落ちる国民的スーパースター・綾瀬楓役を演じた片寄にインタビューした。

【写真を見る】片寄涼太「楓とは近い部分がすごく多くて他人事には思えない」

■ 楓は今後出会うことがない珍しい役

――この作品のお話をいただいたときは、どんな気持ちでしたか?

少女マンガが原作の映画というところで、自分は学生役なのかなって勝手に思っていたら、芸能人役だ!って(笑)。これまで学生役を演じることが多かったので、違う一面が見せられるんじゃないかなって。撮影に入る前からとても楽しみにしていました。

――片寄さんが演じた綾瀬楓は国民的スーパースターです。楓を演じるにあたって、どのように役作りをしましたか?

僕はGENERATIONSや俳優の活動をしているので、楓が身を置いている世界がどのような場所で、どんな環境なのかを自分なりに理解できるんですよね。そういうところでも彼に共感できる部分が多かったから、デビューする前からの全部の時間が役作りになる役でしたし、そういう役には今後出会うことがない珍しい役だと思いました。観てくださる方にこの物語をリアルに感じてもらうためにも、自分は楓なんだ!と思って、楓を自然に演じるということを意識してました。監督からもやりすぎるなと言われていたので、それを自分の課題にしていました。

■ 自分のパラレルワールドを演じているような感覚でした

――楓に共感できたということですが、片寄さんが楓と似ていると思う部分は?

内面的なところで言うと、人に弱音を見せないところですかね。僕もそうだったなってすごく共感しました あと、楓はかつてグループにいたので、グループの大切さも分かるし。

だからこそ彼がある理由でグループをやめるっていう決断をした時は、どれだけの思いだったのかっていうのも自分のことのように思えるし。自分が一つ、道を間違えていたら、こんなふうになっていたんじゃないかと思えるくらい楓とは近い部分がすごく多くて。他人事には思えなくて、自分のパラレルワールドを演じているような感覚でした。

――逆に似ていないところは?

おしり星人”のところだけだったんじゃないですかね(笑)。僕は楓みたいにおしりフェチではないので、おしりが好きってどんな気持ちなんだろうな~って(笑)

――楓はかつてアイドルグループ・Funny boneに在籍していました。片寄さんはGENERATIONSでグループ活動していますが、アイドル時代の楓をどう演じようと?

アイドルグループ時代の楓を演じるシーンでは、キラキラしているアイドル感が出せたら、と。Funny boneライブシーンの振り付けも、GENERATIONSっぽくない振り付けにしてほしいと、自分から提案しました。彼らがライブでやる曲も、多分、ジェネではやらないだろうなっていうような歌詞や曲調にトライできたので、ジェネの自分とはちょっと違う一面を見てもらえるんじゃないかなと思います。

■ 衣装合わせでは100ポーズくらい着たんじゃないかな

――劇中劇を経験するのは初めてですか?

初めてでした。楓が役者として演じている役を自分も演じるので、“ゼロキス”の脚本には劇中劇の脚本も入っていて。一度に2つの役をやっているような不思議な感覚があって、面白かったです。劇中劇で医者や先生の役をやるときの衣装打ち合わせも楽しかったし、この医者にはどんな背景があるんだろうって、脚本には書かれていないところを考えるのも楽しかったです。

――劇中劇を含め、片寄さんが着た衣装は70着もあるそうですね。その中には片寄さんの私服もあるそうですね。

衣装合わせでは100ポーズくらい着たんじゃないかな。監督さんとも芸能人の楓の私服を見せるっていうところでもリアリティーを感じてほしいっていう話になって。自分も服が好きなので、私物でなにか使えるものがあったらと思って現場にいろいろ持ち込んで、着させてもらいました。日奈々とデートしてる時に着ている青のシャツや、黄色のジャケットを着ているシーンパンツと靴は私物です。

――スーパースターの楓が、偶然出会った普通の高校生・日奈々にひかれていった理由は何だと思いますか?

自分を受け入れてくれたことが、素直に嬉しかったんだろうなって。楓がおしり好きなところを受け入れてくれるなんて、日奈々って懐が深いですよね(笑)。日奈々は楓にいじられてばかりいるけど、芸能界とは全く違う場所にいる日奈々は、楓にとっていろんなことを忘れられる時間を過ごせる唯一の相手で、すごく大切な人だったんだろうなと思います。

■ “鼻かじ”シーン橋本環奈が取り乱す!?

――“ゼロキス”にはマスク越しのキスなど、胸キュンシーンがたくさんあります。楓が日奈々の鼻をかじるシーンも印象的ですが、どのように生まれたのでしょうか?

実は脚本では“鼻に軽くキス“だったんですよ。でも、原作マンガではその場面は鼻をかじっていたので、僕の提案で監督とドッキリをやってみよう!っていう話になって。リアルなリアクションが見たかったので、実は橋本さんには言わずに、本番だけ鼻をかじりました(笑)

橋本さん、かなりビックリしてました。この撮影中、一番取り乱していたと思います(笑)ドッキリを仕掛けた僕としては、してやったり!的な感じで爆笑してましたけど(笑)

――では最後に、この作品の魅力を教えてください。

“ゼロキス”には悪い人が出てこないんです。みんなそれぞれ魅力的で、愛すべきキャラクターばかりなので、安心して観られます(笑)。あと、日奈々は優等生だけど、自分に自信がないから、どうせ自分なんて……と思ってしまうような普通の女の子。楓は自分がこの職業を選んでいるからこそ、普通の人ができることができないし、日奈々にも普通のことがしてあげられないんです。観てくださる方は、そんな日奈々や楓のどっちにも共感できると思います。憧れやキラキラや胸キュンがたくさん詰まっているので、みなさんドキドキしながら観てください。(ザテレビジョン・取材・文=松浦靖恵)

映画「午前0時、キスしに来てよ」(12月6日・金公開)で、国民的スーパースター・綾瀬楓を演じた片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)