株式会社クロディア株主優待を新設すると、2019年11月29日16時50分に発表した。

 クロディア株主優待は、毎年2月末時点の株主が対象になり、内容は「1000株以上を保有する株主に、保有株数に応じて1000~3000円分の『渋谷肉横丁』で利用できる飲食券を贈呈」というのもの。

 クロディア株主優待を新設する目的は、「株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの方々に当社株式を中長期的に保有していただくこと、及び当社グループの事業に対する理解をより深めていただくこと」とのことだ。

 なお、東京・渋谷区宇田川町にある「渋谷肉横丁」とは、全28店の“肉の名店”が集まる日本最大級の肉のテーマパークで、各種メディアでも取り上げられることが多い人気スポット。

 クロディア株主優待は、2020年2月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

アクロディアの株主優待制度の詳細と利回り

◆アクロディア株主優待制度の詳細
基準日 保有株式数 株主優待内容
2月末 1000株以上 「渋谷肉横丁」の飲食券1枚(1000円分)
5000株以上 「渋谷肉横丁」の飲食券3枚(3000円分)

 クロディアの2019年11月29日時点の株価(終値)は246円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。

(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×246円=24万6000円
優待品:飲食券1000円分
優待利回り=1000円÷24万6000円×100=0.41%

(5000株保有の場合)
投資金額:5000株×246円=123万円
優待品:飲食券3000円分
優待利回り=3000円÷123万円×100=0.24%

 クロディア株主優待は、東京・渋谷にある「渋谷肉横丁」で利用できる飲食券(一部利用できない店舗あり)。株主優待利回りは1000株保有時で0.41%、5000株保有時で0.24%と、決して高いとは言えず、同社は配当を実施していないので、利回り的な魅力は薄い。株主優待を目的に保有する場合は、10単元(1000株)以上の保有が必要な点にも注意しておこう。

 クロディアインターホン向けIoTシステムやIoT野球ボールなどを手掛けるほか、飲食事業、不動産サブリース事業などを手掛ける企業。2020年8月期(通期)の連結業績予想は、売上高19億8200万円で前期比27.6%増、営業利益4200万円、経常利益6300万円、当期純利益2200万円。


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クロディア
業種 コード 市場 権利確定月
情報・通信業 3823 東証2部 2月末
株価(終値) 必要株数 最低投資金額 配当利回り
246円 1000株 24万6000円
※株価などのデータは2019年11月29日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。
「渋谷肉横丁」は、アクロディアが商標権を管理する施設。年間50万人の顧客動員数を誇る。