昨年のこのレースの覇者、リッジマンは見せ場なく11着に敗れた。レースでは好位から中団で折り合いがついてスムーズに追走しているようにも見えたが、鞍上の蛯名正義騎手は「脚を使わさされてしまった」と渋い表情でレースを振り返った。

11着 リッジマン
蛯名正義騎手
「去年に比べると速いし、脚が溜まらないうちに止まった。ペースが落ちなくて脚を使わされてしまった形になりました。その気になってストライドが伸びたまま走っていました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 30日、中山競馬場で行われた11R・ステイヤーズステークス(G2・3歳上オープン・芝3600m)で6番人気、W.ビュイック騎乗、モンドインテロ(牡7・美浦・手塚貴久)が快勝した。3/4馬身差の2着に1番人気のアルバート(牡8・栗東・橋口慎介)、3着にエイシンクリック(牡5・栗東・坂口智康)が入った。勝ちタイムは3:46.1(良)。

 2番人気で蛯名正義騎乗、リッジマン(牡6・栗東・庄野靖志)は、11着敗退。

【ステイヤーズS】ビュイック「ある程度前の位置で」モンドインテロが重賞初制覇!

ディープインパクト産駒 モンドインテロ

【ステイヤーズS】蛯名「去年に比べると速い」昨年の覇者リッジマンは11着大敗

 冬の中山競馬の風物詩とも言えるステイヤーズステークスを制したのはモンドインテロだった。レースでは終始オジュウチョウサンを見るような位置でポジションをキープし先行集団で流れに乗ると、勝負どころでもオジュウチョウサンを追いかけるようにスパートを開始。ラスト1ハロンで先頭に立ち最後まで脚色衰えることなく見事に押し切った。

モンドインテロ 29戦8勝
(牡7・美浦・手塚貴久)
父:ディープインパクト
母:シルクユニバーサル
母父:ブライアンズタイム
馬主シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 モンドインテロ
2着 アルバート
3着 エイシンクリック
4着 メイショウテンゲン
5着 サンシロウ
6着 オジュウチョウサン
7着 ヴァントシルム
8着 レイホーロマンス
9着 ララエクラテール
10着 チェスナットコート
11着 リッジマン
12着 ベイビーステップ
13着 ネイチャーレット