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マツダ首脳陣、MX-5のEVの可能性に触れる

人気車MX-5をいかに進化させるか。

マツダの首脳陣は電動化パワートレインの採用を視野に入れつつ、次世代MX-5(現行車は4代目)について検討している。

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マツダMX-5(日本名:ロードスター)30周年記念車。

MX-5は比較的コンパクトであるため、次世代も(排出ガス規制対策のための)EV化を回避できる数少ないクルマの1つかもしれない。

いずれにせよ、マツダにとってはライトウエイトであることが肝心である。

パワートレインの採用基準について、研究開発部門を率いる廣瀬一郎はAUTOCAR英国編集部に、次のように語る。

「軽くてコンパクトであることがMX-5の重要な要素です。したがって、EV化するにせよ、それが本当に車両の軽量化に役立つのか。そういった観点から検証する必要があります」

一方、ブランドおよびデザインチーフの前田育男は、世の中の変化をふまえ次のように述べた。

「もちろん、わたし達は車両の軽量維持のため最適なパワートレインを採用したいと思っています」

「一方で、スポーツカーの運転を楽しむ皆さんの好みは変わりつつあるのかもしれません。社会が果たしてどの方向に向かっているのか。そうしたことを意識して検討したいと思います」

「社会のニーズ、そして人々の好みが多様化しているため、様々なオプションを考えておかねばなりません」

「今はその答えを持ち合わせていませんが、お客様が『環境に優しくないかも』と心配せずに済むようなクルマである必要があります」

マツダUKのMDジェレミートムソンいわく、MX-5は「マツダのブランドを担う、エバーグリーンな(変わらない価値を持ち続ける)クルマ」、「『信じられないほど熱狂的なファン』がいる」とのこと。

さらに、彼はこう付け足した。

MX-5が(社名の)マツダと同じくらい有名になったのはさほど昔のことではないですよ。わたし達は『MX-5らしさ』をすべてのクルマに浸透させようとしてきたのです」

現行MX-5の販売は引き続き好調だ。今年のイギリス国内での販売台数は4000台。


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