NOISEMAKER

韓国の人気ドローイングアーティストKim Jung Gi(キム・ジョンギ 以下、キム)と日本の人気ロックバンドNOISEMAKERによるトークイベントが11月17日に東京・渋谷Red Bull Music Studios Tokyoにて行われた。 これはNOISEMAKERのニューシングルMAJOR-MINORジャケットをキムが手掛けたことによって開催されたイベント。今回のジャケットにまつわる秘話や込められた思いなどが語られ、キムの生ドローイングも拝見できた。 NOISEMAKERはロックから派生し、様々な音楽性を独特の交配力を用い進化してきた4人組。“ROCK×ART”を信念にアートワーク/デザイン/サウンドメイクなど全てをセルフで担ってきた。一方のキムは愛用のぺんてるの筆ペン」を用い、下書きを一切行わず脳内のイメージを墨の濃淡や絶妙なニュアンスを活かし、圧倒的なスケールかつ緻密な世界観を描き出す絵師。その筆力は世界各国に多くのファンを持ち、Instagramのフォロワーは約115万人を超える。 キムの大ファンであるNOISEMAKERが真摯なラブコールを贈り、キムもその音楽性や今後の可能性を信じ実現した今回のコラボ。キムにとっては初の日本人アーティストのジャケットを手掛けるキャリアにもなった。 東京・渋谷のスクランブル交差点らしき雑踏を行き交う巨大化して映る人々と、その真ん中に小さくも一人、黄色をまとい誇らしげにスマートフォンを誇示している今回のジャケット。それは何かをアピールしているように映り、様々な想像や憶測を促す。実際、この絵からはNOISEMAKERの作品内容やメッセージとのリンクを始め、図らずとも現在の彼らのスタンスや胸中、今後への気概ともリンク。またキム自身にとっても、かつての自身や今後を照らす1枚となった。

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かくして、このトークイベント直前にキム氏、NOISEMAKER各々に話を訊く機会を得ることができた。 まずはNOISEMAKER側に今回の『MAJOR-MINOR』のジャケットを中心にいくつかの疑問/質問をぶつけてみた。

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Interview:NOISEMAKER

━━AG(Vo.)さんとHIDE(Gt.)さんはアートプロジェクトDOTS COLLECTIVEとしても活動しており、これまで自らのアートワーク類も手掛けてきました。それが今年の1月にリリースされたアルバム『RARA』以降、NYのWK Interactによる書き下ろしの壁画をジャケットに用いたり、今作もキム氏にジャケットのイラストを依頼したりとのコラボレーションが続いています。 AG バンド活動やアートワークを通じ知り合ったり、繋がったり、憧れの方々と一緒に何か生み出したくなったのが動機です。中でも前回のWK Interactへの依頼をきっかけに、憧れの人と一緒に作品を作っていくことに刺激や面白さを覚えたのは大きかったですね。 HIDE もちろんこれまで通り、自分たちの活動で完結すればイメージ通りにはいくと思います。だけど、新たに自分たちには無いものや想像を超えるものが欲しくなったんです。結果的に、前回も今回も自分達の想像を遥かに超えた素晴らしいものを得ることができました。 ━━今回のキム氏に関してはどのような経緯で今回のコラボが実現を? HIDE 3年前に、Instagramで彼の存在を初めて知りました。大好きな大友克洋さんにタッチが近かったので好きになったんです。それ以降、彼の展示会がある度に足を運んでいました。六本木で行われていた展示会の時に、「僕たちの次作のジャケットを描いて下さい!」とAGが熱意を込めハングルで記した手書きの手紙をCDと歌詞を合わせて渡したんです。有名な方だし、「やっぱり無理だったか……」と諦めかけていたところに、やってもらえるとの連絡がきました。

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━━HIDEさんから見たキム氏の魅力はどんなところですか? HIDE やはりあのスキルでしょう。初めてあのタッチを見た時の衝撃は本当にすごかったです。しかも、リアルタイムで、かつ記憶力だけで迷いなく完成させていく。その精神力の強さにも惹かれました。 ━━確かにCGが主流の昨今、あの墨での陰影や濃淡、細かさやダイナミズムを描き切る画力はすごいです。 HIDE いくらPCのスペックが上がって可能性が広がっても、生で描かれたものの迫力や人に与える感動にはやはり敵いません。筆の生々しさとか。やり直しがきかず、それこそ瞬発力も含め真剣勝負的な緊迫感も全然違う。音楽もそうです。やはりライブ(生)が一番。 YU-KI(Ba.) このような手描きの方が自分たちの音楽性にも絶対に合っているし、いかんせん迫力や生々しさが凄いです。

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━━元々DOTS COLLECTIVEの方は緻密画とは逆のダイナミズムやパッション、瞬間性を捉えた感のある画風なので、その対照性も興味深いです。 HIDE そういった自分たちには持っていないエッセンスが欲しくて彼にお願いした面もあります。自分たちの理想や完璧な像を補完していきたかったというか……。 ━━みなさん的には今回のイラストからどのようなストーリーが想起されましたか? HIDE 多くの人が行き交う交差点で、この中心にいる小さな人の存在に誰も見向きもせずに歩いている。そんな中を、自信満々に歩んでいく姿。これってまさに今の自分たちだなって思いました。自信があるように見えるけど、小さいし強がっている部分も含めて。あと小さい人って、大きな人には見えないものや見つけられなかったものを見ることができる、さらに小回りが利くし自由に動き回れる。そのあたりも今の自分たちとリンクしました。 UTA(Dr.) 強いようでいて今はまだ弱い存在。そんな哲学性も感じました。そんな主張が楽曲の“MAJOR-MINOR”の内容ともリンクしていると思ったんです。 AG これって、渋谷のスクランブル交差点にも見えますよね。東京って、色々な地方の人たちが自分の夢ややりたいことや野心を持って集まってくる。今はまだ小さな存在なんですけど、そこには隠れた才能や秘めた能力が眠っている。そんな人の波の中で「今に見てろよ!」と虎視眈々としている。そんなストーリーを感じました。 YU-KI これからの未来をすごく想像させてくれるジャケットですよね。この主人公がこれからどうなっていくのか? そういった思いを馳せさせる絵だな、と思いました。 AG それにしても今の自分たちの状況を的確に表してくれていたのには驚きました。自分たちの音楽も今はまだ街を歩いている多くの人たちに気づいてもらえない存在でもある。そんな中、「今に見てろよ!」と自信満々で人の中心にいる。それがいかにも今の自分たちらしいですよね。

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━━個人的には、このキム氏のメソッドに昨今のNOISEMAKERの作品との近似を感じました。みなさんの最近の楽曲たちも、一聴すると凄くワイルドでダイナミズムがありますが、ヘッドフォンで聴くと実はかなり緻密に出来ていることが分かる。その緻密さとワイルドさの同居とキム氏の画風とがオーバーラップしたんです。 AG いまおっしゃってくださったことって自分たちが重要視している部分でもあって、自分自身、キムさんの絵に魅力を感じている点でもあるので、その感想はとても嬉しいです。 ━━今作の音楽性について、特に表題曲からはどこかヴィンテージ感のある印象を感じました。しかも「古き良き往年のロック」とは全く違った類いの「現行のロック」に、ヴィンテージ感のある温もりや、ふくよかな音を上手くブレンドさせた感じ。その同居が、とりわけ今の時代に新しく響きました。 HIDE その通りで、今作はあえて昔っぽくやっていないのがポイントです。今、世界中の音楽を見回した時、みんなが同じようなことをしているように感じました。もっと先にいく為には……を考えた時に、出会ったのがこの音楽性でした。これが自分たちにとって、「今、一番新しい音楽性じゃないか?」と、強く思ったんです。 AG この曲はMVも必見です。これまでとは違う新しい編集の仕方で、ストーリー的にも色々と考えさせられる描写や、後になって気付く描写が多く散りばめられているんです。さらに、AIによって映像に効果が足されている部分もあって、ある意味、人間には予測不可能な部分が同居しています。そのあたりも含めて、見どころがかなり満載です。 MVも含めて、キムさんの絵から自分たちの音楽を知ったり触れてくれたり、逆に自分たちの音楽を通しアートやキムさんを知ってくれたり興味を持ってもらえたり するのが理想です。やはり、そのあたりが異種とのコラボの醍醐味や狙い、可能性の一つですから。

NOISEMAKER「MAJOR-MINOR」Official Music Video

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Interview:Kim Jung Gi(キム・ジョンギ)

━━今回のコラボのキッカケはメンバーからキムさんに手渡されたハングルで書かれた手紙とお聞きしました。 キム そうなんです。丁寧にハングルで書かれた手紙をいただきました。そこに非常に想いが込められているのを感じて、今回のオファーをお受けしました。もちろん音楽が気に入ったのもあります。日本のロックバンドからの依頼に驚いたと同時に非常に嬉しかったです。ロックというジャンルは自分にとっても新しい挑戦でした。 ━━NOISEMAKERの楽曲の印象はいかがでしたか? キム 彼ら自身の雰囲気や過去のアートワークから、もっとハードな音楽性を想像しましたが、ハードな音楽とヒップホップが混ざったような音楽性で、今の若者が好きそうだし、しっかりと詩も立っていて聴きやすいなと思いました。 ━━それにしても今回のこのイラストは、彼らの新曲と非常にマッチしていますね。 キム ありがとうございます。でも実は、今回の絵は彼らの音楽を聴く前、依頼される前からアイデアとしてはありました。でも、音楽を聴いた後もそのイメージにそれほど相違がなかったので、このように仕上げました。もしNOISEMAKERからの話が無かったら、また違った形で世に出ていたかもしれませんね。

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━━ちなみにこの絵にはどのような想いが込められていますか? キム この真ん中にいる黄色の人物が掲げているのはスマートフォンなんです。「俺の音楽を聴いてみろ!」って。アートの世界も音楽の世界もポピュラーな人がいれば、そこに至らない人たちも沢山いる。自分もアーティストとして、まだまだ存在や知名度を広げていかなくてはいけないとの思いや不安感があります。そのあたりにNOISEMAKERと共通点を感じて、描きました。 ━━自身のアイデンティティの誇示みたいなものですか? キム そうです。特にロックという音楽性も自分の絵のスタイルも、それぞれ個を貫き通さなくてはいけない。そのあたりで自分との共通項を感じることができました。もしかしたら、このたくさんの人の中に自分たちの音楽を聴いてくれたり、好きになってくれたりする人が現れるかもしれない。そんな思いからです。NOISEMAKERも結成から既に10数年が経っており、そこには見えない苦労や辛さ、辞めたいと思った時期もあったと察しました。それでも、自分たちの意志をキチンと持って己の道を歩いていく。そのあたりを表現してみました。 ━━ではキムさん自身もこの絵に自分をオーバーラップさせましたか? キム そうですね。自分以外の人々という巨大な壁の中、自分は今はまだ小さくて、なかなか見つけてもらえない存在かもしれないけど、いつかはこの下から見たような目線から、自分自身がもっともっと大きくなり、自分以外の人々よりもはるかに大きくなってやる! そんな気概を込めています。 ━━今や既にポピュラリティを確立しているキムさんが、未だそのような心情だったのは意外でした。 キム 自分も昔は認められずに、よく編集の方に「作風を変えた方がいい」「もっとポピュラリティがあり、みんなが分かる絵にしろ」と言われていました。でも、自分は自分らしく路線を変えずに歩んだ結果、今に至りました。そんな自負があったからこそ、この絵が描けたのかもしれません。プロとしてお金や知名度も大事ですが、それよりも自分にとってもっと大切なことは、自分が楽しく絵を描くことです。そんな自分を見て「自分もこのようになっていきたい!」と思ってもらえるのが本望です。今後も私は楽しく絵を描き続けていきます。

この後、トークライブに向かった両者。ここでは両者がそれぞれ上述で語ってくれたことたちを語り、集まった多くの者の関心と感嘆を誘った。そのあたりは割愛させていただき、その際の模様を以下にまとめた。

EVENT REPORT 2019.11.17(日)@Red Bull Music Studios Tokyo Kim Jung Gi × NOISEMAKER TALK SESSION

このトークライブは、MCにINTER FM897のDJや音楽ライターとしても活躍中、NOISEMAKERとも親交が深いジョー横溝を司会に開催された。

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登場したメンバーが各位、「ワクワクしている。ラフな感じで楽しんで欲しい」(AG)、「今日はどんな話が飛び出してくるか? とても楽しみだ」(HIDE)など、トークライブへの期待値と軽い挨拶を告げる。そしてNOISEMAKERからキム・ジョンギが呼び込まれる。 2組の出会いの話からスタートしたこの日。キムの絵の魅力に対し、HIDEは「やはり生の筆力。記憶力だけで下書きなしで描くすごさ」を挙げ、AGも「自分も絵を描くけど、やはりこれは凄い!」と感嘆を交えて語る。対して、キムが下絵を書かない理由として、「下書きを描かなくても大丈夫なんじゃないか、と一度やってみた。それが上手くできたので、頭でしっかりとイメージを思いだして描き、あとは想像力をそこに加えて完成させていく。そうして、現在のメソッドに行き着いた」ことを告げる。この言葉には、彼の描く絵が写実的で正確でありながらも、どこか非日常や記憶の中のもの、リアルの上にどこかバーチャルさを帯びて映っていた理由が分かった気がした。

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中盤ではNOISEMAKERからキムへ質問が送られる。「絵を勉強したらここまで描けるようになるか?」とのAGからの質問に対し、「ちょっと勉強すればできるようになる」と回答。UTAからは、その記憶力の源への不思議が。「たくさん見て理解する。それが糧になっていく」とこれもサラッと答える。YU-KIに至っては、「好きな日本食は?」との質問が。意外にも日本の「えびせん」が大好きとの回答を受け、「日本に来た時はたくさん買い占めて帰るのだ」と和やかに伝えられた。 そして今回のコラボとその成功へと話は及んだ。「自分の想像を超えた凄いものが届いて感激した。自分たちの今のスタンスやポジションとも合致していて驚いた」とAG。「色々と想像し、色々と考えさせられた」とHIDE。「どこに目がついているのか? 色々なアングルが凄い」とYU-KIも感激を交えて褒め讃える。 対してキムからも、渋谷のスクランブル交差点で様々な人たちが自分たちの道に向かうべく交差し、行き交う中、その中心にいながらも、まだちっぽけな自分が、「今に更に大きくなって、世の中の人の多くを振り向かせてやる!」そんな気概がジャケットに込められていた旨が伝えられる。

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後半はナント、そのキムの筆力を示すかのように、AGとHIDEによるアートプロジェクトDOTS COLLECTIVEとのライブドローイング合作が始まった。「The Rolling Stonesローリングストーンズ)とセッションしているようで恐れ多い」とHIDE。あらかじめ、DOTS COLLECTIVEが会場となっているRed Bullのロゴのキャラクターである2匹の闘牛の片方を先にドローイングし、そこにキムがライブで自身の思い描く牛のドローイングを描き込んでいき、作品として完成させていった。 当然、自前の「ぺんてる」の筆ペンを用い、記憶力で描き進めていったキム。最中、遊び心も入れ、ギターやドラムも描き込んでいく。ちなみにそれらは全て即興で、描いていくうちに思い浮かび交えたとのこと。時々、絵をあえてにじませたり、ぼかしたりし、その墨絵の濃淡を現わしていたのだが、それらはあえて素手を使い施されていたことも判明。繊細さやディテールの細かさにあえて曖昧さを織り交えることで、リアルの中に、どこか空想や幻想の中に漂わせている彼の画風の秘密が垣間見れた。 完成後、この貴重な作品はお客さんに後日応募プレゼントされた。

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トークライブを終え、「今日は絵で喰らったので、今度は逆に音楽で喰らわしてやる!」とAG。「力をもらった。明日からライブで返していく」とYU-KINOISEMAKERは翌日に控えていた東名阪クアトロワンマンライブへと元気よく向かっていった。

[caption id="attachment_339647" align="alignnone" width="1440"]NOISEMAKER ライブドローイングによって完成した作品[/caption]

Photo by 横井 明彦 Text by 池田スカオ

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札幌にて結成。AG(Vo)、HIDE(Gt)、YU-KI(Ba)、UTA(Dr)からなる4人組オルタナティブロックバンド。 パンク、ロックに留まらず、HIPHOPやR&B、グランジ、オルタナなど様々なジャンルをクロスオーバーした自由度の高いサウンドに支持を集める。“ROCK ×ART”を信念に掲げ、アートワーク、デザイン、サウンドメイクなど全てをセルフで行い”日本一のDIYロックバンド”とも評される。 結成以来、「ROCK IN JAPAN FES」や「SUMMER SONIC」、「OZZFEST JAPAN」、「COUNTDOWN JAPAN」、「JOIN ALIVE」、「SATANIC CARNIVAL」など、全国各地の大型フェスに出演。シンガポールや台湾など海外の音楽フェスへの出演や、中国ツアーの開催、ENTER SHIKARI、Hoobastankをはじめとして、海外のビッグアーティストの来日公演のゲストアクト出演実績も多数あり、海外からの評価も高い。

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キム・ジョンギ(金政基、Kim Jung Gi)

韓国出身のドローイングアーティスト。 東義大学の美術学科で美術とデザインの修士を取得。 2002年、「ヤングチェンプ」誌でデビュー作「Funny Funny」を発表。現在はライブ・ドローイングを中心に世界各国で活動している。

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発売中 NOISEMAKER VPCC-82665 Single+DVD ¥1.800(+tax) Single 1、MAJOR-MINOR 2、Dry DVD 「RARA TOUR」FINAL@TSUTAYA O-EAST 01、RARA AVIS 02、NAME 03、THIS IS ME 04、Change My Life 05、Something New 06、YayYayYayYayYayYayYayYay 07、SADVENTURES 08、One Day 09、Dharma Light 10、Flag 11、To Live Is ダウンロード/ストリーミングはこちら詳細はこちら

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