首相主催の「桜を見る会」をめぐる一連の問題では、マルチ商法を展開していた「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長にも「安倍晋三首相枠」で招待状が送られていた疑惑も論点のひとつだ。
2019年12月3日に国会内で開かれた野党合同ヒアリングでは、被害者の男性2人が姿を見せ、「招待状によって被害が拡大したことは間違いない」などとして救済措置を訴えたが、内閣府側は招待者名簿や「首相枠」を示す文書について引き続き「廃棄した」と主張。ヒアリング終了後、被害者らは「本当に、これはひどい。時間だけが1時間無駄に過ぎる」「おれら納税する意味がない」などと失望を隠さなかった。
「自分が悪者になっても...」安倍首相に救済求める
ヒアリングに姿を見せたのは、福島県在住の60代男性と40代男性。60代男性は、ヒアリング冒頭で
「招待状によって被害が拡大したことは間違いない。セミナーに行ってもスクリーン(に招待状の映像)が流れて、安倍政権と山口隆祥の癒着、つながりが完璧であると、おじいちゃんおばあちゃん、誰もがそう思いますよね。私自身もそう思った」
と訴え、ロッキード事件で有罪判決を受けた田中角栄元首相を引き合いに
「あの人は、今でも立派だと思う。安倍さんも、そういう器量がある人間だと思っている。自分が悪者になっても、国民に寄り添って救済するという、そういう意気込みの政治が私は大事だと思う」
などと救済措置を求めた。
「無駄に1時間過ごして、毎回がっかりして見ています」
ただ、この日のヒアリングでは、内閣府の担当者は、山口元会長への招待状に記された区分の「60」が何を指すかについて、招待状を発送した当時の担当者に確認するかすら確約を避けた。こういったやり取りに、60代男性の被害者は、記者団に対して、
「官僚だか何だか分からないけど、役所の人がこういう風な自分たちの都合の悪いことは隠ぺいだらけで乗り切ろうなんていうやつじゃ、おれら納税する意味がない」
と話した。40代男性は、国会に来られない他の被害者が安倍晋三首相に宛てて書いた手紙を持参して野党議員に託した。ヒアリングについては、失望した様子で
「全国の(被害者の)お年寄りが、この(ヒアリングの)中継を見ている。集まって、過去9回全部見た。本当に、こういういつまでたっても進歩しないやり取り。この人たちの給料も、税金でまかなってるじゃないですか。無駄に1時間過ごして、毎回がっかりして見ています。直に見ましたけど、ひどいですね。本当に、これはひどい。時間だけが1時間無駄に過ぎる」
と話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
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