エバートンレジェンドでもあるトーマス・グラヴェセン氏が、レアル・マドリーへの移籍した際の心境を語った。イギリススカイ・スポーツ』が伝えた。

ハンブルガーSVから2000年にエバートンへと移籍加入したグラヴェセン。ハードワークと、熱い闘志でエバートンの中盤を支え、デイビッド・モイーズ率いるエバートンプレミアリーグ中位クラブに押し上げるのに一役買っていた。

しかし、そんなグラヴェセン氏は2005年1月に突如レアル・マドリーへと移籍。より守備的なポジションで起用された。

当時のマドリーは、“エル・ギャラクティコ(銀河系軍団)”と呼ばれ、ジネディーヌ・ジダンやデイビッド・ベッカムラウール・ゴンサレスロナウドロベルトカルロスらが在籍。スター軍団の一員となったグラヴェセンだが、当時の移籍には周囲も驚きに包まれた。そんな移籍の裏話をグラヴェセンが明かし、マドリー行きは予想外だったと語った。

エージェントから電話が掛かってきて、「マドリーが呼んでいる」と言ったんだ。エバートンアトレティコ・マドリーか…エバートンのことを考えていた。そうしたら彼が、レアル・マドリーだと言ったんだ」

「私自身もみんなと同じぐらい驚いた。それは良い話だ」

エル・ギャラクティコの一員となったグラヴェセンだったが、当時の心境はファンと大して変わらなかったようだ。

レアル・マドリーのような大規模なクラブに加わった経験は、なんとも言えないものだった」

「トレーニングを始めた最初の日、ベンチに座って左を向くと、ロベルトカルロスが隣に座り、反対側はジネディーヌ・ジダンだった」

「私は、本当にここにいるんだ!と思っていたよ」

しかし、グラヴェセンは、激しいプレースタイルがマドリーに合わないとしてファンから非難。さらに、トレーニング中にロビーニョに対する厳しいタックルがキッカケでチーム内でも難しい立ち位置となり、2006年にセルティックへと移籍し、夢の時間は終わった。

サムネイル画像