フロム・ソフトウェアで広報を担当している小倉康敬氏のプロフィールのヘッダー画像が、アーマード・コア』シリーズを彷彿とさせる画像に設定している。

(画像はTwitterより)

 問題の画像は雪原を舞台に、『アーマード・コア』シリーズに登場するような人型機動兵器が写っており、遠景には『ARMORED CORE VERDICT DAY』に登場するタワーが見れる。『ARMORED CORE VERDICT DAY』には雪原マップはいくつか登場するが、今回、投稿された画像の特徴とは異なるものだ。

 過去に、小倉氏は2017年に放送されたシリーズ20周年記念番組「ARMORED CORE SUITE 02」で、「僕らは『AC』を作りたいと思っているし、このまま終わらせるつもりはない」と発言している。

 またフロム・ソフトウェアの代表取締役社長の宮崎英高氏は、2018年の『Déraciné』に関するファミ通のインタビューで、「過去のインタビューで「大きい開発ラインが3つ動いてる」という話をしたことがあるのですが、『デラシネ』はその中には入っていません。3.5の中の0.5みたいなイメージです。……と、一部のフロム・ソフトウェアファンにはお伝えしておきたいですね」と発言している。

 この3つのラインとは、2019年3月に発売されたSEKIRO: SHADOWS DIE TWICEと、のちに発表されたELDEN RINGであることは判明しているが、残りひとつが未だ不明だった。この宮崎氏の発言の後、ファミ通のインタビュアーは「身体が闘争を求めている一部のファンですね」と、『アーマード・コア』シリーズのネットミームについて発言したが、宮崎氏からの反応は特に記載されていない。

(画像はTwitterより)

 もし『アーマード・コア』シリーズの新作や移植作ならば、2013年9月にPS3Xbox 360で発売された『ARMORED CORE VERDICT DAY』以来の新作となる。すでに前作から6年が経過しており、PS4以降の現行機でプレイしたいというファンも多いはず。

 はたして待望の新作なのか、12月は大型のゲームイベント「The Game Awards」もあるだけに、フロム・ソフトウェアからなにかしら正式発表があることに期待しよう。

ライター/福山幸司

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman