「子供は大人がすることをよく観察しているだけでなく、それを真似することで発達を続けます。数日前の夜、娘に起こったことをここでシェアし注意喚起したいと思います」―先月末、オーストラリアに住む母親がこんな書き出しでSNSにある投稿した。女性はスマホの充電器をいじっていた小さな娘が感電するのを目のあたりにしたという。

オーストラリアに住む女性は先月27日、子供の救命法などを学ぶFacebookグループ『CPR Kids』に直径1センチほどの黒い円形の熱傷痕がある娘の手のひらの写真を投稿し、次のように綴った。

「私の娘は11月25日、スマホの充電器をコンセントに差し込もうとして感電し、入院しました。」

「娘が充電器の働きについて理解しているとは思わず、気が付いた時にはすでに取り返しのつかないことになってしまったのです。」

投稿された写真の手の大きさからすると、女性の娘は2~3歳といったところだろうか。女性はその時の様子をこのように明かした。

「娘は私が見ている目の前で、充電器のスマホ側に接続する端子部分を電源タップの1つに差し込もうとしたのです。電源タップの複数の差込口の1つにはすでに充電器が差し込まれている状態だったのですが、その瞬間、バチッと音がして火花が飛び、黒い煙があがりました。そしてリビングルームにいた娘は2~3フィート(約1メートル弱)飛ばされたのです。」

「数秒間の沈黙の後、娘は激しく泣き始めました。私は娘をすぐに病院に連れて行き、医師の診察を受けました。」

「医師には電流の入口はあるが出口が見つからないので、心臓が影響を受けている可能性もあると言われました。万が一のために娘はその夜は入院し、医師による監視が続けられたのです。」

「幸いなことに、娘は手のひらの熱傷だけで済みました。我が家にはコンセントカバーやドアストッパー、ベビーゲートなど子供の安全のために様々なものが設置されていますが、電源タップへの対策は何も考えてもいませんでした。今後は同じことが起きないよう、この事故をより多くの人にシェアして欲しいと思います。」

ちなみにこの投稿には「うちの息子も同じことをしようとした」「我が家では、電源タップをプラスチックの箱に入れている」「電源タップに安全スイッチが付いているものを使っている」「充電器を使わない時は、コンセントから抜いておかないと危険」「大きな事故にならずにすんで良かった」「危ないものは、高い位置に置くようにしている」「これは危険」といったコメントがあがっている。

なお『CPR Kids』は電撃傷の場合、熱傷をした子供に触れる前にブレーカーを落とすこと、また心臓や他の臓器が損傷を受けている可能性も頭に入れておくようにアドバイスしている。

画像は『CPR Kids 2019年11月27日付Facebook「Thank you to the mother who shared the below post as an important reminder.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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