「GQイタリア」のインタビューで言及 「家族にとっての利益になる必要もある」

 元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、今冬の移籍市場でイタリアセリエAの古巣ACミランへの加入が濃厚だとされる。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」は、イブラヒモビッチの「またイタリアで会いましょう」という意味深な言葉を報じた。

 イブラヒモビッチは先日、50歳までキャリアを続けるという衝撃のプランを明かした。そのための構成要素に刺激的なプロジェクトの存在を挙げたが、今回「GQイタリア」によるインタビューでも「何よりも、このストーリーを伸ばせるクラブ、そして新たな勝利を得られるクラブに行くだろう」と、自身のキャリアに対しての位置づけを重要視する発言をしている。

 今年いっぱいまで現所属の米MLSロサンゼルスギャラクシーとの契約が残るイブラヒモビッチだが、今季のゲームはすべて終了している。MLSについて「今でも、これだけの違いを作り出せると証明できた場になった」とコメント。そのうえで、MLS自体については「技術的、および戦術的なレベルで彼らはまだ成長している。ただし、彼らはよく走るが、足でプレーすることに慣れていない」と、ストレートで厳しいコメントも残した。

 そして次のクラブ選びについては、「様々なバランスも必要だ」と話している。そして、イブラヒモビッチは「家族にとっての利益になる必要もある」としたうえで、「またイタリアで会いましょう」とコメントした。

 ミランとライバル関係にあるインテルでもプレーした経験のあるイブラヒモビッチは、ミラノを「第二の故郷」と表現している。“イタリアで再び会う日”は、ミランの選手としてのものになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

かつてACミランに所属したズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】