株式会社カラー12月5日株式会社ガイナックスの社長、巻智博容疑者(50歳)が準強制わいせつ容疑で逮捕されたことを受け、「新世紀エヴァンゲリオン」及び「エヴァンゲリオン」シリーズ作品とは「一切関係ない」と強く否定するコメントを発表した。

カラーはこの日、公式サイトに「当社作品に係る一部報道について」と題する文書を掲載。「今般、株式会社ガイナックス(代表取締役:巻智博)代表者を被疑者とする刑事事件に関する報道につきまして、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品の名称を付した一部報道がされております」とした上で、「『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、当社は、当該被疑者と一切関係ございません」と関係を否定。

そして「また、当社代表取締役、『エヴァンゲリオン』シリーズの原作・総監督等である庵野秀明及び当社取締役、同シリーズで監督・副監督等を務めた鶴巻和哉のいずれも、当該被疑者と一切の面識や関わりはございません」と、重ねて関係を強く否定している。  

また、「当社、庵野秀明及び鶴巻和哉は現在、株式会社ガイナックス及びこれに類する称号を有する法人との間に映像製作上、一切の取引関係を有しておらず、かつ、株式会社ガイナックスは、『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品について、何ら権利を有しておりません」とし、「当該被疑者は『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品と全く無関係であるにも関わらず、今般一部報道において、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に関する言及のあったことは誠に遺憾であり、強く抗議いたします」としている。  

なお、「なお、2020年6月公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作及び上映について、今般事件による影響はございません」とのことだ。