12月14日(土)に放送される「松岡修造の『聞いてください!先生も悩んでます』」(夜6:56-8:54、テレビ朝日系)。放送に先駆け、番組に出演する松岡修造滝川クリステルらからコメントが寄せられた。

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同番組は、立場上、普段は“弱い顔”を見せることができない“先生”と呼ばれる人たちの悩みを、松岡が全力で受け止め、悩みの問題点を掘り下げつつ、世の“先生”たちを全力で応援していく熱血応援バラエティー。

今回は「学校の先生スペシャル」として、実際に現場で働く学校の先生たちや教育関係の専門家たちがどんな悩みを抱えているのかを聞き、応援トークを展開。SNSで拡散された先生の体罰動画やスマホで知り合った未成年誘拐問題、先生同士のいじめ問題など、今年さまざまな形で噴出した「今」教育現場が抱える問題を浮き彫りに。「スマホ」「部活動」「運動会」「給食」などの問題を取り上げる。

松岡をサポートするMCとして滝川クリステル劇団ひとりPTAならぬ親世代ゲストとして長嶋一茂、菊池桃子、東尾理子、山口もえ、カジサックが出演。そしてご意見番に、Jリーグ初代チェアマンとして日本サッカー界を改革、サッカーを人気かつ強豪スポーツへと躍進させた川淵三郎も登場。“先生”たちの悩みの再現VTRには、トレンディエンジェルカミナリなどのお笑い芸人のほか、MCの松岡も出演する。

■ 再現VTRで悩みを抱える教師を熱演!

先生が実際に抱えている悩みのエピソードを演じることで、少しでも先生の悩みを自分事として感じたいという思いから、再現VTRに自ら出演。

その再現VTRで、経験のない茶道の顧問に就くことになった教師を演じた松岡は「例えば、自分なりに頑張っても茶道の知識がないからと生徒たちから冷たくされ我慢するのは大変なこと。怒ることもできないですから、八方ふさがりに見える状況にすごくストレスを感じましたね。中には、学校に行けなくなってしまう先生がいらっしゃることも分かる気がします」と感想を。

滝川から「松岡さんの演技を見ていただきたいですね。茶道部の生徒さんたちから文句を言われるシーンは面白かったです(笑)」と高評価を受けると、松岡は「生徒役の子たちは真面目だったので、もっと厳しくやってくれとお願いしたんです」と明かす。「(生徒役の)彼女たちに伝えたいですね、すごく褒められたって(笑)」と喜んでいた。

松岡修造 コメント

最近は先生に注目する機会がとても少なくなってきたと思います。番組を見た方が「先生になりたい」という思いで見てくれる、そんな光になれたらと。個人的には先生が本当に悩んでいるんだということを間近に見られたこと、その実情を知れたことが一番貴重でした。

その悩みの中で、情熱や本気を素直に出しづらい社会になりつつある、というところが印象に残りましたね。本当はこうしたいけどやってはいけないことが多すぎる、これが自分が望んでいた仕事なのか、と思ってしまうことが一番残念。「教育」はとても重要なものですので、その中心にいる先生には、やはり一番輝いていてほしいです。

そんな学校のシステムを変えたいと思っている人もたくさんいるはずです。その意味では、サッカー界などを変えてきた川淵さんにご出演いただいたというのが一番大きなポイントだったと思います。川淵さんがいるだけで「変えられる!」というメッセージとして伝わるのではないかと。

日本の現状を深刻に憂うだけではなく、真剣に考え、ときに笑いながらでも本気で感じて欲しいと思います。みんなで先生を応援しよう、と思っていただける番組だと思います。だからこそ「中途半端に見るな!」と言いたいですね(笑)。

滝川クリステル コメント

今日はすべてにおいて驚く内容でした。スマホの問題はよく耳にしますし、給食、部活の悩みもにわかには聞いていましたが、先生の声を改めて聞くと根深いと思います。

それでも川淵さんのお孫さんは教師を希望されるなど、夢のある仕事だということは感じられるのでデメリットを上回るメリットをもっと出すべきでしょうね。デメリットの部分は、自分も子供が生まれる立場なので、心を込めて大人の議論ができる場を作って解決してほしいと思います。

今日のお話の中で印象に残っているのは、少子化だけど成績は良い、とおっしゃっていたところ。それがすごく何かの邪魔になっているような気がします。成績が良い、勉強ができるだけが教育ではないと思うので、人間性などを育んでいかないと後からそのツケが回ってくるような気がします。

劇団ひとり コメント

かなりリアルで重々しいテーマが数々出てきて、みんながダークサイドに引っ張られそうな時に(笑)、修造さんがポジティブに持っていってくれていました。修造さんがいてくれて助かったと思いましたし、いいバランスで番組作りができたと思っています。少なくとも薄っぺらいトークは一つもありませんでした。

率直に言わせていただくと、少しブラックな印象は受けました。先生の人間性というか、ボランティア精神に甘えてしまい、システムとしては崩壊しているのではないかと。そういう意味ではこの番組がきっかけになって改善していくと嬉しいですね。

一方の意見だけを聞くのは良くないと思うので、今度はここにモンスターペアレンツに来ていただいて、私たちも悩んでいます、と意見を聞いてみたいですね(笑)。

■ 川淵三郎 コメント

修造の熱気がこの番組を支えています。僕の孫は来年から小学校の先生になりますが、僕は「ティーチャーズ・モンスターペアレンツ」になろうと思っています。子供たちだけでなく、先生の側にもモンスターがいるんだぞ、という意味(笑)。先生の悩みを多くの人が知って、先生を勇気づけてあげようという気運をこの番組から感じ取っていただけたら、と思います。

そもそもしつけは家庭でやるもの。今の世の中は学校にしつけも教育もすべて任せてしまい、そのせいで先生のネガティブな部分が取り沙汰されるようになったのではないかと。やはり親が自分の子供を育てる責任をしっかり持つべきだと強く感じました。

先生方が厳しい環境の中で一生懸命仕事をしている、ということを訴えることができました。最後は修造がビシッと締めてくれた。そこが番組のウリです(笑)。(ザテレビジョン

12月14日(土)に「松岡修造の『聞いてください!先生も悩んでます』」が放送