7日にカンプ・ノウで“古巣”バルセロナと対戦 「バルサ時代から変わっていない」

 日本代表MF久保建英の所属するマジョルカは、7日にアウェーでバルセロナと対戦する。バルサの育成部門で才能を育まれた久保が、その最大のライバルであるレアル・マドリードから期限付き移籍したこともあり、スペインでは久保の“カンプ・ノウ帰還”に注目が寄せられている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 記事では久保が2009年から13年にかけて、バルサの育成組織に所属していたことを伝え、現在18歳の久保が、マジョルカの選手として12試合に出場して1得点2アシストを記録していることを紹介。そして、「タケはマジョルカのチームに良いものをもたらしている。白いクラブ(レアル)で過ごしたプレシーズンでも輝きを放ち、サッカーと人間性の両面でポジティブだったバルサ時代から変わっていない」としている。

 今夏、久保は日本から再びスペインに戻ることになり、バルセロナも再獲得に関心を示した。しかし、レアル・マドリードが提示した金額を支払うことはしなかったため、復帰は実現しなかった。現在、レアルからのレンタル移籍でマジョルカに所属する久保は、1部リーグ昇格クラブでゴールに絡み、そのポテンシャルを示している。

 そうした久保の背景を伝えた記事は、「土曜日の試合で久保は、マジョルカの攻撃で最も脅威の1人になり、バルセロナアカデミーで育んだ失われた才能を止めるために全力を尽くす必要がある」と、警戒。そして「久保は彼のホームとなる可能性もあるスタジアムで初めて試合をする。ライバルクラブの一人として」と、締めくくられた。

 カンプ・ノウで久保は、どのように迎えられるのか。注目の一戦が近づいている。(Football ZONE web編集部)

マジョルカのMF久保建英【写真:Getty Images】