アーセナルのフレドリック・ユングベリ暫定監督が、5日のブライトン戦でのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンのある行動についてコメントした。6日に、イギリス紙『メトロ』が報じている。

 ユングベリ監督にとって、就任後初となる本拠地『エミレーツ・スタジアム』での試合となったブライトン戦は、36分に先制点を奪われる苦しい展開。50分にアレクサンドル・ラカゼットのゴールで同点に追いつくが、80分に勝ち越し点を許すと、そのまま1-2で敗れている。

 問題のシーンは、86分に起こった。アーセナルが決定機を迎えた直後、オーバメヤンは突然ピッチの外に出ると、控室に続くトンネルに姿を消した。アーセナルには引き続きCKのチャンスがあったが、オーバメヤンはピッチに戻るのが間に合わず。結局、2分後に試合へと復帰している。

 オーバメヤンのこの行動について、一部のファンはチームがチャンスを迎えている最中に試合から一時離脱したことを非難している模様だ。また、この時オーバメヤンはトイレに駆け込んでいたという情報もある。試合後、記者団からオーバメヤンがトイレに行っていたのかと問われたユングベリ監督は「実際のところは分からない。彼は走り去って、2~3分後にピッチへと戻ってきた。たしかに、トイレに行っていたのかもしれないね!」と答えている。

 ウナイ・エメリ前監督の解任など、クラブ内外が騒々しい状況にあるアーセナルだが、また一つ余計な雑音が増えてしまったようだ。

ブライトン戦で試合途中にピッチ外に出た、アーセナルのオーバメヤン [写真]=Getty Images