小売店舗向けAI(人工知能)チェックアウトシステムの開発を手掛けるStandard Cognition(スタンダード・コグニション、本社:カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:ジョーダンフィッシャー、以下、スタンダード)は11月25日(月)、M&M'S(R)やスニッカーズ(R)を代表とするチョコレート、チューインガムミントフルーツ菓子の世界有数のメーカーであるMars Wrigley(マース リグレー、以下、マース)と提携し、シームレスなレジ無しチェックアウトの技術と“衝動買い”による商品販売に関する情報を融合することで、レジ無しチェックアウトによる新しいショッピングの時代に直面する小売業者を支援していくことを発表しました。
今回の提携は、今後、レジ無しチェックアウトシステムが小売店舗に導入されていくことによって、顧客のショッピング体験にどのような影響を与えるのか、両社が協力して研究していこうという、マースからの提案がきっかけで実現しました。両社としては、特に、従来のショッピングの際に最後にレジ周りで衝動的に菓子等を買う3つの主な動機と言われる、「(買い物の疲れやストレスからの)リフレッシュ」、「(買い物を終わらせたことへの)ご褒美・報酬」、「(買い物リストになかったが買う必要がある商品への)気付き」に、どういった影響が出るのかを共同研究していきます。このような研究を通じて、スタンダードとマースは、レジ無しチェックアウト環境下の購買において、どういった商品配置にすることが、店舗の運営効率や顧客の満足度、財務の最適化につながるのか、を小売業者に新たに提案することが可能となります。

スタンダードの共同創業者でCOOを務めるマイケル・サスワル(Michael Suswal)は、「スタンダードも、こうした課題について何かできないかと考えていたので、マースからの提案は非常にタイムリーでした。小売業者が今後この課題を解決していくことをスタンダードとして支援していくためには、消費者のインサイト、研究、イノベーションに精通し100年以上にわたって業界をリードしているマースと共同で研究していくことはまたとないチャンスだと思い、今回の提携を決めました」と述べています。

マースでグローバル・カテゴリー・リーダーシップ・ディレクター(新規取引担当)を務めるビンセント・ヒュンメル(Vincent Hummel)氏は、「マースがスタンダードをパートナーとして選んだのは、スタンダードがレジ無しチェックアウトシステム業界に高い技術を持ち込み、小売業者に対し素晴らしい価値提案を提供しており、この分野に対する情熱とビジョンを互いに共有できていると確信があるからです。我々は、レジ無しチェックアウトの未来を定義するために、スタンダードをはじめ、世界中の小売業者と協力していくことを大変楽しみにしています」と、今回の提携に対する期待を語っています。

この提携において、初期段階として、スタンダードとマースは、レジ無しチェックアウトが当たり前となっても、顧客に“衝動買い”をしてもらえるよう、技術や消費者が購入に至るプロセスのインサイト、事業効率、マーチャンダイジング・エクセレンスといった、各社が持つ強みを互いに学び合っていきます。そして両社は、小売業者全体の目的に合った方法で、消費者に便利でポジティブな体験を提供するために協力していく方針です。

スタンダードは、サンフランシスコで初めてレジ無しの店舗をオープンした、レジ無しチェックアウトシステム業界において先駆的なスタートアップのひとつです。米スタートアップアクセラレーターであるY Combinator(Yコンビネーター)が発表した、同社が投資するスタートアップ企業ランキング「Y Combinator Logo Top Companies List 2019」 < https://www.ycombinator.com/topcompanies/ >にランクインしました。

スタンダードは現在、アメリカをはじめとする世界の小売企業と提携しています。当社はこれまでに、CRV、Initialized Capital、EQT Ventures、Y Combinatorなどの著名な投資企業から8600万ドルの資金を調達しています。

■マース インコーポレイテッドについて
マースは人とペットのための多様な製品サービスを提供する100年以上の歴史をもつ家族経営の企業です。世界における年間総売上高は約350億米ドルで、世界中で愛されているM&M’S(R)、スニッカーズ(R)、Twix(R)、ミルキーウェイ(R)、DOVE(R)チョコレート、ぺディグリー(R)、ロイヤルカナン(R)、ウィスカス(R)、EXTRA(R)、 ORBIT(R)、5™、 スキットルズ(R)、UNCLE BEN’S(R)、COCOAVIA(R)などのブランドをグローバルで展開しています。また、マースのアソシエイトは、バンフィールド動物病院(Banfield Pet Hospitals)™、BluePearl(R)、Linnaeus、AniCura、VCA™、Pet Partners™といったマースの栄養、健康、サービス事業を通じて、世界のペットの半数をケアしています。米国バージニア州のマクリーンに本社を構え、80カ国以上の国と地域で操業しています。12万5,000人以上のアソシエイト(従業員)が、マースの5原則 (品質、責任、互恵、効率、自由)を実践することにより、日々行動を起こし、地球、人々、そしてペットが繁栄できる明日の世界を創造する手助けをしています。
マースの詳細はwww.mars.com (英語)を参照。Facebook、Twitter、LinkedIn、Instagram、YouTubeでフォローできます。

■Standard Cognition(スタンダード・コグニション)について
Standard Cognitionは、AI(人工知能)技術に基づいたレジ無しチェックアウトシステムを提供しているアメリカのスタートアップ企業です。当社システム「Standard Checkout(スタンダード・チェックアウト)」は柔軟性が高く、どんな小売店にも導入しやすいのが特徴です。また、当社システムの導入により、買い物客は、レジに並び商品のスキャンや精算のために立ち止まることなく買い物することが可能になるほか、小売店が人件費を削減し、顧客満足度を高め、利益率を最大限に向上させることにも貢献します。さらに、あらゆる規模の小売店が、Amazonなどの大手チェーンやオンラインサービスと競合するためにサポートします。詳細については、https://www.standard.ai/ やツイッター(@standardAI)をご覧ください。

配信元企業:STANDARD COGNITION, CORP.

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