秋が旬の魚といえば、『サンマ』を思い浮かべる人は多いでしょう。

スーパーなどで手頃な価格で購入できるサンマは、日本の秋の食卓には欠かせません。

しかしその漁獲量は、国内において年々減少しているそうです。

2019年は史上最低

産経ニュースは、2019年のサンマの水揚げ量が、史上最低になる見通しと報じています。

全国さんま棒受網漁業協同組合は2019年12月6日サンマの11月末時点までの水揚げ量が、昨年同期比68%減の3万7715tだったと発表。

2019年の水揚げ量は統計以来最低とされる1969年の約5万2千tを下回る可能性が高いといいます。

発表によると、サンマ漁が盛んな北海道においても、水揚げがほぼ終わり、道全体の水揚げ量は前年同期比63%減の2万1352tでした。

サンマの水揚げ量減少の背景には、日本食ブームによる近隣国の漁獲量の増加や、地球温暖化による日本近海の水温上昇があるといわれています。

【ネットの声】

・そういや今年、生サンマ見たかな?

サンマ漁をしている漁師さんたちは大丈夫なのか…。

・捕りすぎたのかな?3年くらい捕らずに他の漁で生計をたてられないものか。

サンマを食べないうちに、冬になってしまった…。

『庶民の味』として人々に親しまれてきたサンマですが、このままいくと滅多にお目にかかれない『高級魚』になってしまうかもしれませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経ニュース
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