タレントでマラソン選手の猫ひろしが6日、フィリピンで開催中の東南アジア競技大会に出場。2020年の東京五輪出場に向けた重要なレースであったが、完走選手10人の中で最下位の10位に沈んだ。

 猫ひろしは、レース後にツイッターを更新。「応援してくれた方々本当に本当にありがとうございました。全力で挑みましたが、負けました。(中略)その前に明日からカンボジア陸士チームの応援だ!」とツイート。ファンに感謝しつつ、明日からは自国選手の応援に回ると明かしている。

 この猫ひろしのレース結果について「よくここまで頑張ったよ」「42才でチャレンジする姿は賞賛に値するし、なかなか真似できることではない」「カンボジア競技の底上げに大いに貢献してきたのは間違いない」など、猫ひろしの健闘を称えるコメントが見られた。

 その一方で「カンボジアの将来を考えるなら若手に譲った方が良いと思う」「国の代表は本来そこの国の人が出るべき」「もう潮時だと思う」などの声も見られる。

 猫ひろしはこの日、2時間53分34秒のタイムで完走。直近の3月3日東京マラソン2019に出場した際は2時間29分51秒だったため、24分近くタイムを落としたことになる。これまで猫ひろしは数多くの海外のマラソン大会に参加しているが、ここ8年間は自己ベストの2時間27分台から2時間49分の間をキープしていた。

 42歳という年齢もあり、2015年の東京マラソンでの自己ベスト(2時間27分48秒)からは程遠い成績となってしまった猫ひろしだが、今回のレース環境に困惑したとツイッターで言及している。

 12月2日フィリピン入りした猫ひろしは同日、「男子マラソンは、今週の金曜日なんだけど、まだどこにもコースがでてない‼︎なんてこった!4日前だぞ!」とツイート。現地入りをしても、走るコースが分からない状況であることを明かしていた。

 5日には「選手村の部屋にテレビがあったのはいいが、取り付けされてなかった…。」とツイートし、新品同様の部屋のテレビの写真を投稿。また続けて「大会前日、やっとコースわかった!しかし前日になって、スタート時間が6時から5時45分、15分早くなった!!」などと、レース前の環境に戸惑う様子を見せていた。

 この結果を受けて東京五輪カンボジア代表として出場するのは厳しい状況となってしまった猫ひろし。出場選考の重要な指標となるレースだったが、猛アピールとはいかなかったようだ。

記事内の引用について
猫ひろしの公式ツイッターより https://twitter.com/cathiroshi

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