エメリ監督を解任したアーセナルからの関心が伝えられる

 レスター・シティは、プレミアリーグで第15節を終えて11勝2分け2敗という好成績を残し、リバプールに次ぐ2位につけている。英紙「テレグラフ」によると、レスターはブレンダン・ロジャーズ監督に新契約を提示するようだ。

 ロジャーズ監督には、ウナイ・エメリ監督を解任したばかりのアーセナルも関心を示している。レスターは契約延長交渉をまとめ、ロジャーズ監督をクラブにとどめておきたい考えがあるようだ。この数日のうちにロジャーズ監督の契約延長が正式に発表される可能性もあるという。

 46歳のロジャーズ監督は、2月にレスターの監督に就任。その後、目覚ましい結果を残しており、現在リーグ戦7連勝中で2位となっている。レスターは好スタートを切ったロジャーズ監督に対し、さらなる好条件の契約を提示することを以前から検討していたが、多くの監督が解任されていることから契約交渉を開始したという。

 ロジャーズ監督はレスターと年間500万ポンド(約7億2000万円)の3年半にわたる契約を結んでおり、契約解除金は1400万ポンド(約20億円)に設定されているという。今回の新契約に伴って上昇することが確実な契約解除金は、他クラブの関心を打ち消すものになると予想される。

 アーセナルトットナムの後任監督として名前が挙がっても、「なぜ、私がこのタイミングでレスター・シティを離れたいと考えるだろうか。私は大きなポテンシャルを秘め、改善と成長を願う若い選手たちと仕事ができている。この先の数シーズンで、さらに成長し、発展できるだろう」と語っていたロジャーズ監督。「私はここで幸せだし、すべての人たちと素晴らしい関係を築けている。その関係を続けていきたい」として、残留も明言している。

 FW岡崎慎司らを擁し、2015-16シーズンには初のプレミアリーグ優勝の快挙を成し遂げたレスターロジャーズ監督の下、これからどのような発展を見せていくだろうか。(Football ZONE web編集部)

レスター・シティのブレンダン・ロジャーズ監督【写真:Getty Images】