フランクフルトは6日、ブンデスリーガ第14節でヘルタ・ベルリンをホームに迎え、2-2で引き分けた。フランクフルトのMF鎌田大地とDF長谷部誠はフル出場している。

前節マインツ戦ではコールの退場も響いて1-2と敗れリーグ戦3連敗となった10位フランクフルト(勝ち点17)は、マインツ戦を欠場した長谷部が先発に復帰し、鎌田が引き続きスタメンとなった。

クリンスマン監督の初陣となった前節ドルトムント戦を落とした16位ヘルタ・ベルリン(勝ち点11)に対し、[3-5-2]で臨んだフランクフルトは2トップにアンドレシウバとパシエンシアを据え、左インサイドMFに鎌田、3バックの中央に長谷部が入った。

そのフランクフルトがボールを握る展開で立ち上がっていった中、20分に最初の決定機。左CKからA・トゥーレのヘディングシュートが枠の右を捉えたが、GKクラフトのファインセーブに阻まれた。

続く28分にもフランクフルトがゴールに迫る。ヒンテレッガーが流れの中で上がり、アンドレシウバのポストプレーを受けてボックス左に侵入。強烈なシュートを浴びせたが、ここもGKクラフトにセーブされた。

しかし30分、ヘルタにワンチャンスを生かされる。グルイッチのダイレクトパスでボックス左に抜け出したルケバキオにGKとの一対一を制された。

先制されたフランクフルトは38分、鎌田にブンデス初ゴールが生まれかける。左サイドからのコスティッチのクロスをパシエンシアがスルー。後方の鎌田がダイレクトで蹴り込んで同点かに思われたが、その前にコスティッチのファウルがあったとしてVARの末にゴールは無効となった。

迎えた後半もフランクフルトが押し込む流れが続いたものの、チャンスを作れずにいると、63分に追加点を奪われる。FKの流れからグルイッチにネットを揺らされた。

しかし2分後、左CKからヒンテレッガーのヘディングシュートが決まって1点差としたフランクフルトが終盤にかけても攻勢を続けると、終盤の86分に追いついた。左CKからヒンテレッガーがヘッドで後方に逸らすと、ボックス右のローデがボレーで蹴り込んだ

しかし、逆転するには至らず2-2の痛み分け。連敗を3で止めたものの、鎌田のゴールが幻となったことも響き、フランクフルトは勝ち点1獲得に留まった。

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