タイヤサイドウォール(側面)にはさまざまな数字や記号による表記があり、これらの情報を参考にするとタイヤ選びが楽になります。今回はタイヤサイドウォールにどんなことが書いてあるのかを、分かりやすく解説していきます。文・PBKK

サイドウォールの基本表記
タイヤ1

サイドウォールには、ほぼ共通して次のようなことが書いてあります。

タイヤ幅(数値) / 扁平率(数値) タイヤの構造(アルファベット) タイヤリム径(数値) ロードインデックス(数値) 速度記号(アルファベット) 製造週(数値) 製造年(数値)

例として「195/65R15 91H 1616」と表記されたタイヤは、195mmのタイヤ幅で65%の扁平率を持った15インチタイヤリム径のラジアル構造のタイヤということが分かり、そのタイヤ91のロードインデックスでHの速度まで対応している2016年16週に製造されたものだと認識できます。

基本表記の意味
タイヤ2

ここからは、上記でご紹介した基本表記の意味を項目別に解説していきます。

タイヤ
タイヤの断面幅。タイヤサイドの文字や数字を除いた幅を表します。タイヤ幅が大きいほど地面抵抗が上がり、安定した走行が可能です。反面抵抗が増えて、燃費悪化などにつながる可能性もあります。

扁平率
扁平率は、タイヤの断面高さをタイヤの断面幅で割って100をかけた数値です。扁平率が低いほどタイヤの厚みが薄くなり、高いとタイヤの厚みが厚くなります。薄ければ薄いほど操縦性が上がりますが、タイヤバーストなどの危険性は上がります。逆に厚ければ厚いほど地面からの抵抗が車体に伝わりにくくなり乗り心地は向上しますが、操縦性は下がります。

タイヤの構造
タイヤの構造は、タイヤの製造方式を表しています。現在ほとんどのクルマで使用されているタイヤの多くは、ラジアル構造のタイヤです。ラジアル構造とは、タイヤを全体を形作るカーカス(骨格)が放射線状(RADIAL)に配置され、それをベルトで締め付けています。

他には、産業車両や建築車両などに使われている「バイアス構造」のバイアスタイヤがあります。バイアス構造はタイヤを全体を形作るカーカス(骨格)が斜め(BIAS)に配置されています。高速耐久性を向上するためにカーカスをベルトで締め付けるタイプもあります。

タイヤリム径
リムはホイールの一部で、タイヤが組み合わされている部分を指しています。タイヤサイドウォールに書かれているリム径は、そのタイヤに適合するホイールのリム系を表しています。

ロードインデックス(LI)
ロードインデックスは、規定の条件下でタイヤ1本が支えられる最大負荷能力を示します。タイヤは充填する空気圧によって負荷能力が変わります。また、タイヤは種類やカテゴリーによって、空気圧が異なります。現在、履いているタイヤの規格を調べた上で、空気圧を設定することで負荷能力が決まります。

速度記号
速度記号は、規定の条件下でタイヤが走行できる最高速度を表しています。またL・N・Q・S・Tなど様々な記号があり、その記号ごとに走行できる最高速度が規定されています。

製造年週
タイヤに書かれた「1518」という4桁の数字は製造された週、年度を表しています。製造週は各年度でタイヤが製造された週を「15週(4月)」などと表し、製造年は「18(2018年)」など、タイヤが製造された年を表します。タイヤの製造時期から、交換目安を測りたいときなどに便利です。

この他にもタイヤサイドウォールには、さまざまなことが書かれています。気になる方はぜひ、クルマタイヤを確認してみてください。

【基本を解説】クルマのタイヤ側面に書いてある数字の意味は?