「子どもをお風呂に入れるのは、父親の役割」というご家庭は多いのではないでしょうか。
私もそうで、いつも子ども2人をお風呂に入れています。

しかし、ママの話を聞いてみると「夫が子どもをお風呂に入れてくれない」と、お悩みのママも多い様子です。

そこで今回は、どうすれば夫がお風呂に子どもを入れてくれるようになるのかを考えてみたいと思います。

僕が子どもとお風呂に入る理由

僕は子どもと一緒にお風呂に入ることがもう習慣化していて、1人で入ると寂しいと思うくらいには仕上がっています。

なぜ僕がすすんで子どもとお風呂に入るのか、その理由を紹介していきましょう。

①子どもと一緒に入ると楽しい

子どもと一緒にお風呂に入ると、僕は確実に3回は大笑いしている気がします。
子どもといっしょにお風呂に入り、子どもと遊んだり、おしゃべりをするのはとても楽しい時間です。

1日仕事を頑張って、正直、仕事でゲラゲラ笑うことなんてありません。
子どもの行動や言動で笑えるお風呂は、僕にとっては大切なストレス解消の時間なのです。

②成長が分かる

子どもと一緒にお風呂に入ると、子どもの身体を洗ったり、浴槽に入れたりするときに成長を実感できます。

とくに赤ちゃんの頃はお風呂で「大きくなったなあ」と気づくことが多いのです。
抱っこしてお風呂に入ると、赤ちゃんの足が浴槽の側面に当たるようになり、「背が伸びたなあ」と実感したことがありました。

また、身体を洗おうとするときに抵抗する力が強く、床から身体が落ちそうになって、「力が強くなったなあ」と気づいたこともありましたね。

③親子で会話する貴重な機会

3歳を過ぎた頃からお風呂に子どもと一緒に入る時間は、おしゃべりタイムになりました。

「保育園で今日何したの?」と尋ねると、『〇〇くんと遊んだよ』『△△くんとかけっこして負けちゃったんだよ』などなど、いろいろなことを教えてくれるようになりました。

平日は親子で過ごす時間が少ない分、お風呂ではしっかりコミュニケーションが取れるように心がけています。

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パパがお風呂を面倒くさいと思う理由

それでは、なぜパパはお風呂に子どもを入れたいと思わないのか、という点も考察してみましょう。
僕もお風呂に子どもを入れはするものの、多かれ少なかれ感じる部分です。

①お風呂くらいゆっくりと浸かりたい

へとへとになって帰ってきて「子どもをお風呂に入れる」と思うと、やっぱり「面倒くさいな」と思うのは事実かなと思います。

やっぱり子どもをお風呂に入れるとなると、子どもにずっと気を配らないといけませんし、疲れを癒すことだけに集中することはできません。

お風呂くらいゆっくり入らせてくれよ!」と言いたくなる気持ちもわかります。
でも実際は一緒に入ってしまえば、意外と楽しめるし、疲れも癒されるんですけどね。罪悪感もなく、スッキリです。

②子どもが暴れるので面倒くさい

子どもはお風呂の中でも構わず暴れます。
お風呂は滑って危険なので、子どもが転んでケガをしないように、常に目を離さないようにしなければなりません。

お風呂に入っている間はただただリラックスをしたいと思うので、暴れる子どもに気を配るのは面倒という人は多いでしょう。

③どうやって子どもをお風呂に入れるのか分からない

1度も子どもとお風呂に入ったことがない人は、間違いなくこれです。
どうすればいいかわからず、それを覚えることが面倒で仕方ないという状態に陥っています。

最初に子どもをお風呂に入れるときに、恥を忍んでママに尋ねながらやるのが嫌なのです。『そんなことも知らないの』と言われたくないのです。

そうです。おっしゃりたいことはわかります。ワガママですよね。
とはいえ、実際問題、「仕事で帰りが遅くて子どもが起きている時間に間に合わない」という事情でない限り、こんなワガママな理由で子どもをお風呂に入れたくない、というのが大半だと思います。

パパを行動させるには

子どもをお風呂に入れてくれないパパを行動させるのは、なかなか難しいものです。
パパを動かすためのアイディアをいくつかご紹介します。

①どれほど助かるか伝える

パパがお風呂に入れてくれたら、ママがどれほど助かるのかを明るく伝えてみましょう。
パパは家事や育児をママに任せ、現実逃避しているのです。向き合うエネルギーは残っていません。

そこに、つらく当たってはエネルギーゼロの人間にトドメをさすだけ。よりいっそうやりたくなくなり、現実逃避をしたい気持ちはさらに強まってしまうのです。

だからこそ、明るく伝えるのが大切になります。現状を打破したい人は試してみる価値はあるでしょう。

②やり方を教えるから一緒にやってみようと伝える

まったく子どもをお風呂に入れたことのないパパ、もしくは赤ちゃんの時にベビーバスで少しやっただけというパパは「できない」「わからない」と思い込んでしまっていることが多いでしょう。

これも、明るく「一緒にやってみよう」と誘ってみてはどうでしょうか。スペースの問題がなければ、一緒に入っちゃってもいいかもしれません。

お風呂に入れる前の支度から一緒にやり、お風呂から上がった後の着替えはもちろん、髪を乾かし、保湿クリームを塗るところまで一緒にやるのです。

お風呂に入れるだけ入れて、ママに「あとは任せた」とならないよう、1人で全部できるように仕上げてしまいましょう。そのまま、寝かしつけまでできるようになればいいですね。

悪いのはパパだが現状を変えられるのはママだけ

子どもをお風呂に入れない夫のために、なぜ私が頑張らないといけないの」というのは、本当にごもっともなのですが、現状を打破できるのはママの行動だけ……。

ママの行動次第で、何か変わるかもしれません

子どもをお風呂に入れることができ、子どもとお風呂に入る楽しさがわかるようになれば、本当の「パパの楽しさ」に気づいてくれるかもしれないのです。

そこから、パパのスタンスも変わってくる可能性もあるので、ぜひトライして見て欲しいと思います。