プレミアリーグ第16節、ボーンマスvsリバプールが7日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、アウェイのリバプールが3-0で快勝した。

前節、エバートンとのマージーサイド・ダービーに5-2で快勝したリバプールは、リーグ戦における無敗記録を32試合に更新しクラブ新記録を達成。

6連勝と絶好調の首位チームだが、来週ミッドウィークに重要なチャンピオンズリーグ(CL)のザルツブルク戦を控えることもあり、前節に続きターンオーバーを敢行。サラーフィルミノに加え、出場停止明けの守護神アリソンが先発復帰した一方、アレクサンダー=アーノルド、マネらがベンチスタートとなった。

4連敗中で14位に低迷するボーンマスのホームに乗り込んだリバプールは立ち上がりから主導権を握る。7分には右サイドバックのジョーゴメスからのパスをボックス右で受けたサラーが枠内シュートを放つが、ここはGKラムズデールの好守に遭う。

その後もボールを保持してフィルミノ、サラーがアクセントを付けながら相手陣内深い位置まで難なくボールを運ぶアウェイチームだったが、最後の場面で粘る相手守備陣をなかなか崩し切れない。

しかし、30分過ぎにボーンマスの主力DFアケが負傷退場し、シンプソンがスクランブル投入されると、このアクシデントを生かしたリバプールがゴールをこじ開ける。35分、自陣中央のヘンダーソンから相手の背後を狙った好フィードが出されると、ゴール前に絶妙なタイミングで抜け出したオックスレイド=チェンバレンが後方からのボールをダイレクトボレーで合わせ、待望の今季リーグ戦初ゴールとした。

幸先良く先制に成功したリバプールだったが、筋肉系の違和感を訴えていたロブレンがプレー続行不可能となり、温存していたアーノルドの投入を余儀なくされる。それでも、前半終了間際の44分にはボックス中央のサラーの絶妙なヒールパスに反応したナビ・ケイタが今季初先発で今季初ゴールを決めた。

この追加点によって余裕を持った試合運びが可能となったリバプールは後半立ち上がりに試合を決定付ける3点目を奪取。54分、カウンターから中央を持ち上がったケイタからの絶妙なグラウンダースルーパスに抜け出したサラーが冷静にGKとの一対一を制した。

この3点目で勝利を確信したリバプールは来週ミッドウィークザルツブルク戦を見据えてここから省エネモードにシフト。さらに、ロバートソン、チェンバレンを下げてカーティス・ジョーンズ、シャキリの投入でこのまま試合をクローズにかかる。

そして、相手の枠内シュートを0に抑え込む完璧な守備で試合をこのまま締めくくったリバプールが、一部主力を温存した中で公式戦14戦ぶりのクリーンシートを達成する実り多き内容でリーグ7連勝とした。

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