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いきなり体中の皮膚がただれ苦悩した末に、「このままでは家族にも病気をうつしてしまう」とひどく悩んだ男性がいる。この男性は、じっくり考えた末に「家族から離れてひとりで生活しよう」と決意。小屋での孤独な生活を10年以上続けていたことが明らかになった。

■体の異変に気付いた男性

タイで暮らすある男性(72)は、60代に入ったころ体に起きている異変に気付き驚いた。

それは体中に水疱ができ始めたということで、痛みもあったことから男性は不安に。とりわけ心配だったのは「このままでは怖い病気を家族にうつしてしまうかもしれない」ということだったが、お金も十分にはなく病院には行けないこともあり、ある大胆な決断を下した。

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■家族と離れる決意

男性は、家族や村人たちから離れた場所でひとりきりの生活をしようと決心。森の中にある小さな小屋に移り住み、人との接触を避けるようになったという。

唯一この男性の姿を見られるのは、男性のために食べ物と鎮痛剤を用意し届けに行く妻(59)のみ。そのような孤独な生活が始まって約10年が経過し全身がひどい状態になった男性だが、周囲への気遣いゆえにさみしさと痛みに耐え、必死に生きていたという。

■自治体が男性を発見

そんななか「大変な状態の男がひとりで暮らしている」という情報が自治体に寄せられたことから、数日前にようやく医療チームが男性の暮らす小屋を訪問。

すぐに全身の状態を確認してもらった男性には、「これは落葉状天疱瘡(らくようじょうてんぽうそう)です」「人にうつることはありません」という驚きの診断がくだされたという。

人にうつしてはならない。それだけを気にして小屋に移り住んだ男性だが、そうする意味はまるでなかったのだ。

■男性のコメント

ひっそりと暮らしていた男性によると、仕事を辞めてからというもの病院にも行けず、家族と村人に感染させないようひたすら心配しながら過ごしていたという。

その一方で、妻は必死に働いて鎮痛剤を買うのに必要なお金を稼いでいたとのこと。経済的には非常に苦しかったというが、夫の「病気をうつしたくない」という思いを尊重し、隔離生活を許していたようだ。

男性の今後の予定については不明で、「自治体が援助してあげたらいい」という声もあがっている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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