イギリスでペットとして飼われているオスのカモが生殖器の感染症を患い、患部の切除手術を受けていた。病的な性欲や、メスからの攻撃が原因として考えられるという。『New York Post』『Fox News』などが伝えた。

鳥類のオスには生殖器(ペニス)がないと言われるが、オスのカモは伸び縮みする螺旋状の生殖器を持っている。興味深いことに、その生殖器は毎年繁殖期が始まると大きくなり、繁殖期が終わると小さくなるという特異な性質を持っており、メスとの交尾の時間は非常に短いそうだ。

しかしながら英デヴォン州トーキーに住むジョッシュワトソンさんが飼っている“デイブ”は、普通のオスガモとは違っていた。デイブは性欲が尋常ではなく、繁殖期でない時でもメスの“ドラ”、“エディス”、“フレダ”の3羽と1日に5~10回は交尾を繰り返していたのだ。そしてそのうち本来体内に引っ込んでいるはずの生殖器が外部に出たままとなり、酷い感染症に罹ってしまった。

ジョッシュさんは、デイブの症状について次のように述べている。

「地元の獣医から感染症との診断を受け、デイブの生殖器を清潔に保つために毎日患部を洗い、抗生物質を与えて様子を見ました。しかし症状は改善せず、ブリストルのハイクロフト動物病院を紹介されたのです。」

「獣医からはデイブの生殖器の先端が壊疽を起こして使い物にならなくなっており、壊死した組織を切除しないと命にかかわると宣告されました。」

「性欲が止まらないデイブは興奮する時間が長く、生殖器が外部に出たままになっていたのでしょう。またその気にならないメスから攻撃を受けていたこともありました。メスがデイブの生殖器を突いたことも考えられます。」

「獣医はデイブの生殖器の根元を1センチだけ残し、麻酔をかけて切除しました。幸いなことに、カモの生殖器は生殖のためだけにあるため排尿は可能です。しかし生殖器が無くなったことを認識したら、デイブは意気消沈してしまうでしょうね。」

ジョッシュさんによると、手術は成功して現在はデイブをメスから隔離している状態だというが、このニュースには「ちょっとかわいそう」「生殖器を失っても、性欲が止まることはないと思う」「飼い主がしっかりケアしてくれて良かった」「命が助かったのだから仕方ない」「病気なんだろうね」といったコメントがあがっている。

画像は『New York Post 2019年12月5日付「Duck has ‘traumatized’ penis removed after non-stop sex」(Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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