北朝鮮国防科学院の報道官は8日、北西部の平安北道(ピョンアンブクト)東倉里(トンチャンリ)にある西海衛星発射場で7日午後に「非常に重大な実験」が成功裏に行われたと発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

実験の内容は明らかにしていないが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などに用いるエンジン開発と関係するものだった可能性がある。報道官は発表で「今回に行った重大な実験の結果は遠からず、朝鮮民主主義人民共和国の戦略的地位をもう一度変える上で重要な作用をすることになる」と述べた。

(参考記事:「美人妻」に甘い金正恩氏…韓流ファッションで「革命の聖地」へ

北朝鮮は、米朝対話の期限を年末までとする一方、朝鮮労働党は今月下旬に開く党中央委員会第7期第5回総会で、「対内外的情勢の要求に即して重大な問題を討議、決定する」としており、これまで中止していた核実験大陸間弾道ミサイル発射の再開に踏み切る可能性が指摘されている。

2017年3月に行われた大出力エンジンの地上噴出実験(2017年3月19日付労働新聞より)